セルフエスティームを高める家庭教育に学ぶ | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

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夏休みに入った。授業を通して記事を書くことは難しくなるが、長い休業日で自分の取り組んできたことをまとめてみるチャンス。できるだけ1日1記事にチャレンジしてみるつもりです。

今日はある母親との懇談から学ぶところが多くあったので、記事にさせていただきます。一般論的に書きますので、個人は特定できないと思います。子どもを育てるという視点で読者の参考になると思い、記事にしてあります。


母親としての子育てについてです。

その子の学校での姿は本当に素晴らしく、何でもできるよくできたお嬢さんです。さてさてなぜそのように育ったのでしょうか?

その答えは「セルフエスティームを高める家庭教育」をしてきたことにあります。

その母親はこう語りました。
「私が尊敬しているのは、この子なんです。」
これぞ子どものセルフエスティームを高める最高の言葉だと思いました。子ども自身に直接「尊敬している」と言うことはないでしょうが、大事なことは「私の娘は素晴らしい子だ」と思えることです。

どんな子でも、その子にしかできない「使命」、この世で果たすべき「役目」を持って生まれてきています。一人として必要のない子はいません。いったん学級担任として子ども達の前に立つからには、すべての子どもの可能性を信じ切り、一人一人の「良さ」を探し出して、この母親のように「私が尊敬しているのは、この教え子たちである!」と心から思えるならば、学級崩壊など絶対に起こらないことでしょう。


さて、その母親が教えてくれたことのもうひとつ。
子どもを自立した子に育てるために、わざと「できない母親」になったということでした。さらに「私があまり勉強できない人間だったので、本当に子どもを尊敬している。」とも。
しかし、その裏を聞き出せば、
「子どもが幼い頃には毎晩絵本を読み聞かせました。」
「子どもが自分だけで何かをした時には、本当に助かると感じて褒めました。」
という取り組みが浮き彫りになってきました。
ご自分が言うような「できない母親」などでは決してなく、大変に賢明な母親だと思います。

私からは、
「ではこの子には、世界を動かすくらいの、大きな夢を持つように指導していいですか?」
という問いに対して、
「この子はそういう大きなことに目を向けたら、きっと力を発揮すると思います。よろしくお願いします。」
と任せて下さった。

母親にここまで信頼されているお嬢さん。家族という基礎集団の中でセルフエスティームをしっかり育まれてチャレンジ精神旺盛な子。
「未来の大人材と育ち、世界に飛翔するために私と出会ったのだ。」
と書き残し、アファメーションしておきますよ!!!


【夏休み 井上文庫】
夏休みにもかかわらず、このブログで学んでくださっている方々に少しでも役立つように、お薦め本もどんどん紹介していこうと思います。
この本は小学校高学年向けに書かれています。人生の成功本です。早い時期にこうした本を読んでおくことで、中学・高校生活を良い方向に導いてくれるでしょう。
井上学級必読の書と言っておきましょう。
賢者の書
喜多川 泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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