まず始めは、なんとなんと!「生徒総会での話し合い」にグループマインドマップを活用された学校の情報です。
横浜国際女学院翆陵中学・高等学校
「マインドマップで考え方を広げる生徒総会」
翆陵高校の先生からはこのようなご報告をいただいています。
『授業でMMを知った生徒から、なんと生徒総会でやる話し合いにMMを使おう!という案が出ました。(本校の生徒総会では、課題となっている問題について全校をグループ生徒同士の話し合いをする伝統があります)
私が授業で使ったMMは、話をまとめるやり方のMMだったのですが、発想を広げるのにMMを使おう!と生徒自ら提案したのには本当にびっくりし、そして感動しました。』
素晴らしいセンスの生徒さん達ではないですか!
このような生徒総会は是非ともこの目で見てみたかったと思います。
さらに同じ横浜の小学校の先生からもご報告をいただきました。現在、ブザン公認教育フェローの研修中である特別支援学級担任の「ひわ先生」です。
担任されているお子さんを深く理解するためにマインドマップを活用されたのです。実は、ひわ先生にお会いした際に、私から提案したことをすぐにやっていただいたのです。その提案とはこのようなものでした。
「マインドマップは特別支援教育こそ想像を超えた成果が顕れるはずだと思います。これまでの個別支援計画は直線思考で書かれていて、目で見えていることを中心に理解している割合が大きかったのではないかと思います。しかし、特別支援教育は言葉を超えた生命の深い部分を理解しないとならないはずです。そこで、マインドマップで一人の子のことを冷静に分析しながら描き上げていったら、今まで分からなかった世界を“見える化”することができるのではないかと思っています。その際、五感すべてからのアプローチをすれば、もっと新しい気づきが生まれるはずです。」
この話を聞いた時、ひわ先生の目は見る見るうちに輝きだし、
「はい、ぜひやってみます!!!」
と強く答えてくれました。そして純粋に実践して下さいました。
実践のことを書かれた記事のリンクはこちらです。特別支援教育の児童理解のためですから、当然詳しい内容は書けませんが、新しい気づきが生まれた感動がびんびん伝わってきます。
「すごい!つながった!!!」
ひわ先生からは、このようなご報告をいただきました。
『一つ一つの彼の行動を細かくマップに記していくことで、不可解だった行動の一つ一つが一気につながり、突然霧が晴れたかのような感覚になりました!!!
正直、とても驚いています。自分の中で、ものすごい成果、収穫、確信となりました。
今後もさらにこの上に分析を重ね、実践していきたいと思いました。』
マインドマップを上手に活用すると、これまでの教育とは本当に違う『気づきのパワー』が生まれます。日本の各地に『気づきパワー』が次々と生まれていけば、今日本全体が抱えている閉塞感も打ち破れるのではないかとも思えてなりません。
【お薦めの本】
井上が現在取り組んでいる「すべての学級を立ち直らせる方法」の養分となってくれた本です。小学校校長を始め、学校の教員にはぜひとも読んでもらいたい本です。キーワードは「スコトーマ(盲点)」と「アファメーション(肯定的自己宣言)」です。
著者のルー・タイス氏は、現在全世界を回って「PX2」という夢実現プログラムを普及する活動をされています。
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