
音のない教室・・・・・人はたくさんいるのに人の気配がなくなる教室。
怪談話ではありません。うちのクラスが完全な集中状態になるとこれが起こります。その回数が増えてきた感じがしています。
今日もそれが起こりました。
理科の学習で電磁石の学習のまとめのためにNHK学校放送オンラインのビデオ教材で学習をさせました。見てもらった番組は15分番組を2本、合計30分間。これをマインドマップにまとめていくわけです。
いつもと同じようにやっているだけでは進歩がないので、今日は2ステップを踏ませることにしました。
(1)番組を速射マップでメモする
2時間目(9:30~10:20)に行いました。
短い時間の中で、できるだけたくさんの情報を頭の中に入れるには、きれいにゆっくり書いていたら間に合いません。乱雑でもいいからとにかくたくさん書いておく。あとでゆっくり清書をすれば良いわけです。
一人の子の速射メモマップ2枚を紹介します。


(2)時間おいて頭の中で情報を寝かせる
休み時間や他の教科の学習を入れることで、本当に必要な情報が頭の中で整理させることをねらいました。欲を言えば、「お昼寝の時間」が入ってくれるともっと良いと思いますが、それは難しいことなので時間差をおくことだけにしました。
(3)清書のマインドマップを描く
4時間目(11:30~12:15)に行いました。
2つの番組を視聴したので、ほとんどの子は2枚の速射メモマップを持っていました。これを1枚の清書マップに整理するのです。始めの15分間で「階層化して描く」ということを指導したので、実際に清書マップを描いている時間は30分間でした。
ここで教室は完全なフロー状態に入りました。教室からペンの音以外はいっさい消えたわけです。マインドマップを描くことに集中して子どもたちの脳はフル回転状態です。後ろから写真を撮っても気にする子は一人もいません。各地で実践報告をさせていただいている私ですが、この様子だけはどうしても言葉で伝えきれるものではありません。その場にいないと感じられない空気なのです。
さて、先ほどの速射メモマップから清書マインドマップにしたものが下の画像になりました。本人は「いやぁ、今回はイメージを描くことを頑張りました。疲れた~!」と言っていました。それはそうですよね、30分間音もたてずに作業すれば大人でも充実した疲労感になりますよ。

マインドマップに限ることではありませんが、全国の教室でこうしたフロー状態で学習に熱中していく状況がどんどん増えていけば、確実に日本の学校は世界一になるのではないでしょうか。
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