6年生が書いた下の文章は、多くの小学生だと「資料を引用」したり、データを基にして平和ということに対する思考を深める単元です。
この子のすごいところは、そうした学習(平和に関する文献を読む、ビデオで学ぶ、話を聞く)を重ねた上で、すべて自分の言葉で意見を書いたところにあります。分量は原稿用紙6枚分。2300字を超えました。
マインドマップで思考をまとめると、かいているうちに思考の連鎖が起こり、その刺激に誘引されるように新たな思考が生まれることがあります。下記文章の「自由」ということについて書き出したあたりがそうです。
「戦争」→「奪う」→「自由」→「いじめ」→「平和でない」というマインドマップ的な連鎖が生まれています。
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私は、国語の授業「平和のとりでを築く」という勉強で原爆ドームや第五福竜丸について勉強しました。そして、この2つの建物・船が伝えたい事など。戦争がいけないという理由など。私の考えを書いていきたいと思います。それでは、みなさん私の考えを聞いて下さい。
1945年8月6日、午前8時15分。よく晴れていた日のこと。日本の中国地方にある広島県にアメリカからの原子爆弾が落とされました。この1つの爆弾で沢山の人々が命を落としました。このすごく恐ろしい爆弾は世界には沢山あるそうです。そんな原子爆弾が色々な世界に落とされたらどうなるでしょうか??? そんな事があれば必ず沢山の人が住宅や食材や衣類を失い、そして何よりも命を落としてしまいます。そんな事があっては平和だとは言えません。それなので原子爆弾があっては、この世界が平和になることなんてないと思います。ですから原子爆弾は「0」にしなくてはいけないと思います。
広島県にある原爆ドームは絶対にとても恐ろしい原子爆弾がなくなってほしいと思っているに違いありません。だから世界の全部の国が協力して原子爆弾を一気に「0」にするということは出来なくてもどんどん減らしていってほしいです。
まだ世界を平和にするにはもう1つの恐ろしい爆弾。水素爆弾をなくさなければいけないと思います。この爆弾も原子爆弾と同じく世界の国には沢山あるそうです。それに、水素爆弾の放射能をあびてしまうと癌になってしまったりします。癌にならなかったとしても急性放射線障害というものになり白血球が500~600減ってしまうという病気になってしまいます。このような放射能をあびると亡くなってしまうという事もあります。
こんなものが海中で爆発してしまったら、海上にいた漁船や海にいた魚たちはどうなってしまうのでしょうか???
今後もし水素爆弾が爆発なんてしたら第五福竜丸に乗っていた乗組員達や海にいたマグロについてしまった放射能がまた他の人についてしまいます。この放射能が体についてしまっただけで命をおとしてしまった人もいます。
もう爆弾による被害で人を死なせてしまうのは絶対にいけないと思います。だから、水素爆弾はこの世界になくて良いと思います。この恐ろしい水爆をどんどん減らしていってほしいです。
世界には多くの人々が住んでいます。そしてこの人間同士はすごく争うことが多い生き物です。人の争いが大きくなったのが戦争です。戦争があるからこそ原子爆弾・水素爆弾が使われてしまうのです。そんな戦争になると平凡に暮らしていた民間人たちも巻き込まれてしまいます。
今は、国を動かしている総理大臣も最初は民間人です。誰でも最初は民間人から始まるのだからそんな民間人を傷つけてしまう戦争はしてはいけないと思います。平凡に暮らしていれば少しの争いはあるかもしれないけど戦争までは行かないと思います。
戦争になんてなってしまったら子供はこの先長い将来があります。そんな子供達の未来をうばって良いことなんて絶対にありません。戦争になんてなってしまうと少年兵として子ども達が連れて行かれてしまいます。それも勝手に決められてしまい、本当はすごく嫌なのに連れて行かれていまいます。戦争になってしまうと人の意見が通らなくなってしまいます。
それに人の自由というものが簡単に奪われてしまいます。人の自由というものは、普通にあるのに戦争によって簡単に奪われてしまうなんて嫌です。そんな人を苦しめてしまう戦争は絶対にダメなものなのです。
「人の自由」について考えました。今、中学校や小学校など色々なところで「いじめ」というものが多くなっています。いじめは、いじめている人は何も思わないけれどいじめられてる人はそれが原因でひきこもりや自殺をしてしまう人もいます。そんな事がある世の中は平和とはいえません。いじめというものはすごく恐ろしい物です。
なので、もし「いじめ」というすごく恐ろしいものにあってしまっている人がいたら助けてあげて、いじめをやっている人には「やってはいけない」と教えなければいけないと思います。なので、皆さんもいじめというものはやらないで下さい。
平和にするにはまだやってはいけない事があります。それは結構ニュースでやっている「殺人」です。自分と全然関係の無い人を殺してしまう人がいます。そういう人ほど、小さいころいじめにあっていた人が多いと思います。でもなんのために殺すかっていったら、小さいころ自分のあっていたような事を他の人にも同じようにしてやるっていう思いで復習のために殺してしまう人が多いんではないのでしょうか??
そのような感じで殺人というものは、殺した本人も嫌な感じになるし、殺された人の家族・友達そしてなによりも殺されてしまった本人が一番嫌だと思います。何にもやっていないのに殺されてこの後の人生にすごくいいことがあったかもしれないのにって殺された後、犯人の事をすごくすごくすごく憎み、怒りがあると思います。なので、人が人を殺してしまう殺人というものは絶対にやってはいけないのです。
最後に私の意見です。この世界というものは戦争がなくて、すごく恐ろしい2種類の爆弾もなく、いじめや殺人なんていうものがない世界というのが最もな平和です。けれど、この地球上の全てがそのような事をなくすのはできないと思います。
だけれども、少しでも多くの事なくすような努力を世界の国全部でやっていけば少しずつなくなると思うのです。いじめをなくそうとするのは、人間一人一人が気にしていけばいじめというものは少しずつなくなっていくと思います。
私がやっていけることは、身近なところでいじめが起こっていたらそのいじめをとめて、戦争になるなんて事があったら国民の一人として「戦争はいけない」と自分の意見を言います。だけど、国にいる一人や二人がやっただけでは国の間違っていることは、とめられないと思います。
みなさん、この世界が平和になるように色々と努力をしてみて下さい。
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