大失敗したマインドマップ指導 | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

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土曜日に東京都小学生バレーボール連盟交流大会が行われ、辰巳ジャンプが出場した。この大会をひとつの目標として練習してきたわけだが、結果は残念ながら負けてしまった。

これまで、練習量の不足を「マインドマップ」や「アファメーション」といったメンタルトレーニングで克服してきた1年間だったのだが、最後にして大失敗してしまった。

今回の大会では、私がこれまでのやり方を変えてしまったことがこどもたちの力を
発揮できなかった原因である。


ひとつ目は、ブロックとレシーブのフォーメーションを変えたこと。

4年生アタッカーの能力が上がってきたことから判断をして、これまでの1枚ブロックから4年生を加えた2枚ブロックに変えた。試合の結果としてはこれがいけなかった。レシーブの枚数が少なくなったことで一人一人の役目が増えて、拾えるボールやチャンスボールまで落としてしまった。
途中で修正しても良かったのだが、今後のチームのことを考えて、そのままのブロックシステムで試合を続けた。6年生には申し訳なかった。


ふたつ目は「マインドマップの使い方」である。

これまで効果を上げてきた方法は、試合前日にかかせるというやり方だった。これによって試合当日の朝から勝負モードのスイッチが入っていた。

この日、クジ運の悪さから、5試合目が辰巳ジャンプの第1試合であり、午前中がまるまる空いてしまう状況だった。そこで、午前中に集中力を高めようとして、試合会場でマインドマップをかかせた。私の読みとしては相手チームの試合をしっかり見ることができるし、作戦面で効果があがると仮定していた。

ところが、こどもたちのかいたマインドマップを見て青くなる。

「しまった。ほとんどの子が試合の分析ばかりになってしまい、自分のメンタル面をかいていない。しかも、試合を分析して書かれた言葉は、相手の長所を恐れて緊張感を増すような内容になっている。」

あわてて次の指示を出した。

「もう一度、セントラルイメージをしっかり描くこと。そこには自分自身が試合をしているイメージを描くこと。そして試合に向けての自分の心がまえをマップにかくこと。」

こどもたちは頑張って描いたが、間に合わなかった。


試合は始まり、辰巳ジャンプは実力の半分も出せずに負けた。



こんな話題を書きたくはなかったので、書くまでに1日時間がかかったが、成功談ばかりでなく失敗談も公開することにより、また新しいものが生まれてくるのではないかと思い、記事にしてみた。

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