
8、『3月1日の歌』
お話のあと、三尾館長さんの展示館からの退職のお祝いに、花束を贈らせていただきました。そのお礼にということで館長さんは、見学者の前では初めて歌うという『3月1日の歌』を歌ってくださいました。
『3月1日の歌』
ぼくたちの仲間がひとり 灰をかぶって死んだ
ぼくたちの仲間がひとり 灰をかぶって死んだ
灰をかぶったその日 海の幸とったその日
3月1日
ぼくたちの仲間よみんな 団結し平和築こう
ぼくたちの仲間よみんな 団結し平和築こう
戦争のないその日 我らの幸とるその日
3月1日
歌の意味をすべて理解できた子はいなかったようですが、歌の心を感じて、みんな館長さんの歌声に聞き入りました。
長い間、静かに戦ってきた館長さんのもとへ訪問した最後の小学生が、第五福竜丸に最も近い江東区の子ども達であったことに、不思議な深い意味を感じられてなりません。きっと未来にわたって「第五福竜丸」のことを世界に伝えていけるのは、江東区の子ども達なのでしょう。また、そうであってほしいと願います。 (平成13年3月)
※この連載は以上で終了します。
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