
【これは2007年2月27日の日記です。】
いやいや面白かった!
インフルエンザの流行で、半分の人数しかいないクラスの子ども達を前に、どんな授業をしようかと一瞬ためらい、そして思いついたのが「座談会」であった。
15人しかいない教室なので、机を丸く円にして座る。
私が司会をしながら、6年間の思い出を振り返っていく「座談会」をした。
最初は何を話せばいいのか困惑していた子ども達も、私の司会術にはまっていく。そう、私は少年時代から大人の座談会の司会をやらせてもらう訓練を受け続けてきたので手慣れているのだ。
1年生の入学式から始まって、遠足の思い出やけんかしたこと、転校した友だちのことなど、次から次へと話題が出てくる。そのうちに子ども達だけで勝手に話し続けるようになった。
よく笑った。
普段の授業ではぜんぜん発言しない子も、大はしゃぎでしゃべっていた。
たちまち1時間の授業が終ってしまう。
楽しい時間は過ぎるのが早い。
子ども達の興奮はおさまらず、次の時間のクラブ活動へ行く道々でも話し続けていた。
6年間の全部を話し尽くせていないので、また明日もやることになった。
出てきた話題に、少々恐ろしくなったこともあった。
「○年生の時、○○先生から『あなたはみそっかすね』と言われた。」
「廊下に立たされたんだよな。」
「あの時、○○先生、マジ切れしてたよな。」
子どもたちは怒られたことを良くおぼえている。
「5年のころ、イノッチ先生に一番怒られたような気がする。」
「おいおい、そんなに怒っていないぞ!」
「先生は学校で一番怖いんだよ(笑)」
「え~・・・・・」
これは当時3年担任だった私が、3年生に対して廊下でビシビシ叱っていたのを、5年生の“やんちゃいたずら坊主たち”にわざと見えるように仕向けていた効果です。でもそんなに印象に残ったのかな?(残るよな。3年のやんちゃ坊主はワンワン泣いていたんだもんな。)
教師たる者、あんまり強く怒っちゃいけないね。
(写真は、このクラスの子たちと取り組んだ『鮭とば作り』でサケを三枚に下ろしているところです。)
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