
「なるほど、こういうマインドマップの活用方法もあったか!」
自主課題で描いてきたこの画像の作品が提出された瞬間に思ったことです。課題の枠をはめないで、子ども達に自由に取り組ませると新しいものが生まれます。
この作品は、我がクラスの子が、吹奏楽部のメンバーとして演奏した「ラプソディア」をマインドマップに描いてきたものです。
先週の「これからの宿題は自由な課題で自主的にマインドマップを描いてくることにします。その方が君たちの能力が上がるはずだから。」という私からの呼びかけに応えてさっそく取り組んだもの。やはり私が考える範囲を超えたものが集まり始めました。
本人の言葉を紹介しておきます。
「ラプソディアはTBS音楽コンクールでも演奏した曲です。『Point!!』のメインブランチに一番大事なことが書いてあります。この曲全体を通して気をつけていきたいことをまとめました。いつもは楽譜に注意することを書いているんですが、そうすると楽譜を見ていてゴチャゴチャになってくるんですよ。マインドマップに整理してみて、私の頭の中で曲のイメージがしっかりできあがりました。」
これはスポーツのイメージトレーニングと同じですね。コンクールの前に個人マインドマップを描いたり、グループマインドマップで意識を合わせたりするとかなり良い演奏をすることができそうですね。
音楽演奏家の方もマインドマップを描いてみると、自分の演奏に新しい発見があるのではないでしょうか。おそらく演奏を専門に取り組んでいる方は練習に練習を重ねていらっしゃるので、マインドマップを描かなくても脳内にイメージ化できているとは思うのですが、それでもなお演奏ではなくて、イメージをマップに落としてみるという新しい道を試してみても良いのではないかと思います。そこから何かが生まれてくる可能性はけっこう高いのではないでしょうか。
有名なレオナルド・ダ・ビンチもきっとそうだったんだろうと思えてなりません。
皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及にお力添えをお願いします。


