昨日も今日も、2期生、3期生、4期生と、辰巳ジャンプを一緒に創り上げてきた卒業生が来てくれた。1期生の時からチームモットーに「全校児童の模範たれ」という合言葉を掲げて、バレーボールだけではなく学校生活でも家族の中でも優等生を目指して頑張ってきたのが辰巳ジャンプだ。
卒業生の顔を見るといつも思うことがある。
「辰巳ジャンプ」という伝統の灯は絶やしてはならないのだなと。
卒業生にとっては故郷なのだ。
故郷をなくしてはならない責務が私にはあるのだと。
昨日来てくれた卒業生は、チームが初めて都大会に出場できた時のキャプテンだ。強気なプレーで頑張ってくれた。2001年にワールドグランプリに出場中の韓国女子ナショナルチームが辰巳中学校で練習をした時があって、その練習の合間に辰巳ジャンプの相手をしてくれたのだが、小5だったこの子は韓国チーム相手に物怖じせずスパイクを打ち込み、ナショナルチームを驚かせたこともあった。
懐かしいね!
今日来てくれた卒業生は、小学生の頃には他チームの監督さんから「井上の分身」とまで言われ、小学生としては飛び抜けたリーダーシップでチームを創ってくれた子だ。この子の代には年中、関東各地に練習試合の足を伸ばすようになったのだが、行く先々で「あのキャプテンは素晴らしいね!」と評価され、なんといまだに「彼女はどうしているんですか?」と質問されるほどの強い印象を残している。
今は日本一を目指しているK学園で、リベロのレギュラー争いをしている。
今日はありがたいことに、NECでの合宿を終えて、自宅に帰る前に小学校の体育館に来てくれたのだ。このことを現役辰巳っ子は努々(ゆめゆめ)忘れてはならない。
卒業生の「笑顔」は私の最高の宝物である。
どんな道を歩んでもいい。挫折をすることもあるだろう。それでもいつか必ず順風の日が来るから大丈夫だ。
たとえ会えなくても「今、こんなふうに頑張っているんです」ということを知るだけで、私の心は躍る。元気と勇気が出る。
卒業生の力もあって、今日は辰巳のエースも、強いスパイクに開眼する入り口までは来た。打つたびにどんどん上達していく自分のスパイクに、「もう1本お願いします!もう1本お願いします!」と自分から練習し続けた。
これだよ!求めていた姿は!!!
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