
「声を出すんだ!」「大きな声!」「声!声!声!」
こういうことを繰り返し繰り返し叫べど、一向に声が出るようにならない辰巳ジャンプ。今日は大学1年、高校3年の卒業生が練習に来てくれましたが、今日練習を見ただけで、その子たちも、
「先生から言われて練習するのではなく、自分から練習をやろうという姿勢がほしい。」
とアドバイスしているのだから、いかに声が出ていないかが証明されました。
声が出ない人は、絶対に上達しない。これはハッキリしている。
図のマインドマップで紹介したのは、スポーツ選手にとっていかに「声」が大事なのかを研究し発表された本です。
本の中で紹介されている「声を出す効果」について簡単に書いていくと次のようなこと。
★声を出すことでパフォーマンス(パワー・スピード・リラックス・モチベーション)は向上する。
★声にはシャウト効果がある。シャウト効果とは、運動制御のリミッターをはずし、筋肉の限界値まで力を覚醒させる働きである。
★プラセボ効果・・・声を出すことで自分に暗示をかけ、最大限の力を発揮していくことができる。
★声を出すことでタイミングをはかることにもつながる。たくさんのオノマトペを持っている選手は、運動のイメージが豊かになる。
★言葉で詳しく説明するよりも、オノマトペ(音)で伝えた方が瞬間的に分かり易く、イメージもしやすいし、記憶にも強く残る。
★スポーツオノマトペを作る方法に「イメージ法」「ミミック法」「ムーブメント法」というものが考えられる。
こうした情報をもとにして、私は今、バレーボールで使える「スポーツオノマトペ」をマインドマップで作成中です。
さらに、小学校の体育授業で使える「スポーツオノマトペ」を8月中にまとめようという気持ちがあります。ここに加えて「教えてから考えさせる指導」を関連させて、これまでにない発想の「体育指導」に迫ってみようと思っています。
新しい世界の創造は、既知の知識を組み直してできあがっていくもの。
今度は何ができあがっていくでしょうか?今はまだ見えていないから楽しいのです。ゲシュタルトという脳の働きを利用した自分自身への問いの投げ掛けをしてみた今日のブログ記事でした。
![]() | スポーツオノマトペ―なぜ一流選手は「声」を出すのか 藤野 良孝 小学館 このアイテムの詳細を見る |
![]() | 教えて考えさせる授業小学校―学力向上と理解深化をめざす指導プラン 市川 伸一,鏑木 良夫 図書文化社 このアイテムの詳細を見る |
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