
今日は24年という伝統のある「大島地区春季大会」にご招待していただき、辰巳ジャンプVCも参加した。
2年前には辰巳男子が優勝、辰巳女子が準優勝して、大いに盛り上がったものだが、なんだかはるか遠い昔のことのように思える。
今回の大会では、女子優勝がジュニアファイターズさん。(初優勝)
男子の優勝が大島中央デビルスさんであった。
実は、どちらの優勝も感慨深いものがある。
まずは、男子のデビルスさんだが、2年前の辰巳男子優勝時のメンバーが二人、デビルスさんにお世話になっている。キャプテンとセッターという重要なポジションで頑張っている二人を見て、デビルスさんに行かせて本当に良かったと、ニコニコ笑顔で決勝戦を見ている私がいた。
辰巳男子というチームを存続させてあげられなかった分、彼らはそれ以上の貴重な経験を積んで成長することができた。
優勝、おめでとう!!!
次に、女子のジュニアファイターズさんの優勝には、これまでのS監督の並々ならぬ苦労を私たち監督仲間はよく知っているだけに、その苦労が報われた姿を見て心から拍手を送った。
一時期はチームの存続も危うい年もあった。
それでもS監督は、めげずに地道に指導を重ね、今のチームを作り上げてきた。
そうした苦しい時代を経験している方なので、他のチームが練習会場がなくて困っていると、「いいよ、いいよ。いつでもうちに練習しにきなよ。」と声をかけてくれる。そんな優しさのある監督なのだ。
実際、辰巳ジャンプは体育館工事で練習ができなくなったこの半年間、何度お邪魔したことかしれない。大きな恩のあるチームが優勝したことで、我がことのように嬉しく感じた。
きっと同じ思いを感じた監督は、私だけではないだろう。
S監督は教員ではなく、普通の社員である。
それでも子ども達のために、夕方の4時頃には体育館に足を運んで練習の相手をしている。実はその練習の後に、また別の仕事に行って働いていた時期もあったのだ。ほとんど寝ていないような時期がけっこう長くあった。
そこまで子ども達のためにしてくれる人が、はたして学校教育現場にどのくらいの割合でいるだろうか?
私はなぜバレーボールの監督をしているのかと質問されたら、こう答えるだろう。
S監督をはじめ、どのチームの監督さんも皆、子ども達のために自分の時間や生活を割いてまで、一生懸命頑張っている。その「努力の人たち」の中にいることが自分を高めてくれるからである。
ジュニアファイターズさん、本当におめでとうございます。