時代の流れにさからって | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

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2002年の教育改革に向かって、教育現場は今、混乱しています。
大きいのは「総合的な学習」です。これは私自身、学生時代から学んで
きたことだったので、どんな授業をしたらいいのかと悩んでいる先生方
に比べれば、我意を得たりという感じで易しいものです。
なので、このHPの「辰巳小学校の紹介」の中でもけっこうページを作る
ことができました。
今は、まったく反対のことを考えています。「ゆとり」が教育内容の削減
から生まれるという発想は間違っているという気持ちに傾き始めました。
バレーボールだって、つらい厳しい練習をしなければ、本当の楽しみが
わからないですよね。勉強だって同じだと思うのです。
厳しい訓練の積み重ねの中に基本ができあがり、その基本の上に立って
本当の意味での「総合的な学習」を進められる力が培われる。
それなのに「楽しさ」ばかりが先立つ授業をやろうとしている教育現場。
だから、私は2つの試みをします。
①総合的な学習でも、周囲をしのぐものを作り上げる。
②強烈な基本学習の訓練を行う。
2つめの勉強特訓の対象者は、バレー部の中で勉強会参加を希望する子4名
で行います。普通に小学生をやっているだけでは身につかない高い学力をつ
けることを目標にして特訓します。
その結果が出るのは10年後。
どうしても官僚の考える教育改革に納得のいかない現場教師のささやかな
抵抗です。さて、どちらの「生きる力」が伸びていくのでしょうね。

  *0044-01 大泉不純三郎 [関東]     [13/04/30(月)-14:23]      
  >「ゆとり」が教育内容の削減から生まれるという発想は間違っている
>バレーボールだって,つらい厳しい練習をしなければ,本当の楽しみが
わからない
>厳しい訓練の積み重ねの中に基本ができあがり,その基本の上に立って

なぁーんか引っかかるんだけど,うまく言葉にならない。何だろう。
 厳しい=教育
 本当の楽しみ=つらい厳しい練習のあとにくるもの

  *0044-02 サブ [北海道]   [13/04/30(月)-21:07]      
   これでいい。ここまででいい。
と、する壁を自らの意志と力で破ることができるのであれば、素晴らしい。
 厳しいとか楽しいとかは相対的で、かつ個人的な感覚なので
他から見ると分からない領域が存在する。
 コーチの考えや教師の考えに反論する自由も
子どもの権利として用意することも大切なことだと思う。

この書き込みはイノッチさんへの応援と受け止めてください。

  *0044-03 イノッチ [東京]   [13/04/30(月)-22:50]      
  大泉不純三郎さん、はじめまして!
教育系書き込みにコメントしてくださること、大歓迎です。
何せ年度途中に教育委員会の方針が変わったり、いきなり英語の教師を
派遣されたり、3月終わりもギリギリになってチームティーチングをやれと
言ったり、こんなことはこれまでありませんでした。現場は混乱していると
いうのが正直な実感です。
だから、文部省の言う「生きる力」を伸ばすらしい授業にも全力をそそぎな
がら、それだけでは心配なので学力重視の勉強会もやってみようと思ってい
るのです。
私もまだ、今回の教育改革がどう影響するのか確信が持てないでいます。
ぜひ、私の書き込みに「大いなる疑問の声」をお寄せ下さい。
それが、このHPの力になりますので!
(ところで、大泉さんは辰巳の関係者ではないですよね???)

サブさんのいつもながらの励まし、ありがとうございます。
「子どもの権利条約」も批准前から徹底して学び、発言の自由については
けっこう用意周到にしているつもりです。何か指導した後には必ず、
「先生も間違うことがあるから、今言ったことの中で、おかしいと思ったら
 遠慮なく言っていいんだよ。」
とつけくわえるようにしています。
子どもの権利について、未だに無理解な方が教師の中にいることを残念に
思っている私です。
また、「壁を破る」という言葉。私のもっとも好きな言葉です。