インキのしまり | 保存版印刷虎の穴

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以前勤めていた会社の後輩から「インキがしまるってなんですか?」と聞かれました。
正直、答えに詰まってしまった次第です。
なんとなく感覚的に流動性・転移性が悪くなるかなーみたいなイメージはあるのですが、なぜそうなるのかが説明できませんでした。
昔、水有りより水無しの方がよりインキがしまりやすいと聞いたこともありますが、メカニズムがわからなく困っています。

元印刷オペ 投稿日:2016年 2月15日(月)11時31分1秒


●自分も「インキがしまる」って使ってますが、、、正直意味までは把握してませんでした。なんか感覚で使ってる言葉、他にもあるかも?とあるサイトで、インキのチキソトロピー(でしたっけ?)が、、とかありましたが。チキソトロピーすら分からない。

ジョリー 投稿日:2016年 2月15日(月)17時20分42秒


●> インキがしまる
主にローラー上等でインキが乾燥する事を言います。

元印刷営業 投稿日:2016年 2月15日(月)18時11分36秒


●「インキがしまる」ってヤツなんですが、大きな意味では、
元印刷営業さんがおっしゃるように「ローラー上でインキが乾燥する」
と言う解釈で良いと思います。

でもね、インキ壷の中でも「インキがしまって動かん」なんて表現もします。
この場合は、インキが乾燥しているワケではなく、ジョリーさんがおっしゃる、
チキソトロピーの方の問題なんですね。

チキソトロピーは、日本語で「揺変性」って言うんですが、インキってヤツは、
静止状態で放置してやると、内部の分子間で、巣のような状態を作ってしまう
んですわ。こう成ると、流動性が著しく悪く成って「しまった状態」に成って
しまうんですね。

最近のインキは性能が良いので、それほどでも無いんですが、昔のインキは、
チキソトロピーが悪くて、すぐにアカンく成ってしまうんですよ。こう成った
場合は、ヘラでよく掻き混ぜて、巣を壊してやるってワケです。

これは、古い解説かも知れませんが「インキがしまる」と言う、もともとの
意味合いは、これだと思います。・・・なので、元印刷営業さんが言うところの、
油性とUVでは、起こる理由が異なるってのは、私には分かりませんです。
ゴメンナサイ。よかったら、解説をお願いしま~す。


成田祐司
投稿日:2016年 2月15日(月)21時20分31秒




●受け売りなので元ネタ開示して逃げますね(汗)
T&K TOKA(402を見てください)
http://www.tk-toka.co.jp/product/uv_troubleshooting/trouble4.html
DIC(新台稼働時に発生しやすいトラブルを見てください)
http://www.dic-graphics.co.jp/navi/trouble_shooting/pdf/uv_troubles.pdf

ゴムに比べると樹脂では起きにくくなっていますが
起きないわけではないようです。
あと、温度による硬さの変化も油性インキに比べて
大きいと良く聞きます


元印刷営業 投稿日:2016年 2月16日(火)08時16分20秒