おしゃべりイタリアーノ!! -184ページ目

di dove sei?

引き続き、自己紹介的な感じの会話で使うフレーズをいっときましょう。



英語でも定番の
Where are you from?
です。



Di dove sei?
どこの出身なの?




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Di dove sei?
ディドヴェセイ?



これは、外人だから聞かれる事とは限らないようで、
同じイタリア人でも、出身のお土地柄みたいなのが、知らず知らず出てるらしく、



いきなり聞くというよりも、
ちょっと話してるうちに、



ディドヴェセイ?
どこ出身なん?



みたいな会話は、イタリア人同士の会話でも、よく耳にします。



というのも、イタリア人って何やら、
標準語なるイタリア語をしゃべっていても、



アクセントやイントネーションなどで、
だいたいどこ出身か、お互い想像がついてしまうもののようです。



すごーくわかりやすい人もいれば、
日本人のイオには、全くわからん人まで、色々なのですが、



おもしろいです (・∀・)



日本なら、よく沖縄と大阪が、これでもかと出身地を前へ前へ出すと言われるけど、
イタリア人は、どこの人も前へ前へな感じですよ。



イオが、通っていたデザイン学校は、イタリアでは結構、有名な学校なので、
イタリア全土から受験した、あちこちの生徒が集まっていて、
それはそれは、色んな意味で、個性豊かなミックスな感じの生徒ばかりだったのですが、



こんな学校で、有名デザイナーや、カメラマンや、
時には、哲学者などを招待してのワークショップでは、
1日目の午前中は、だいたいこの



ディドヴェセイ?



が飛び交っていました。



特に、笑いをとるのは、ペルージャの男の子二コーラ。
ヨーヨーなヒップホップ系で、格好つけてるのに、
しゃべりだすと、あまりにもそのしゃべり方が特徴ありすぎて!!



ペルージャの方言や、彼らが奏でる不思議なイントネーションは、
イタリア全土の中でも、かなり特徴があるようです。



ディドヴェセイ?



と聞かれず、君、ペルージャでしょ!
と、すぐペルージャ付近だとわかる定番の子でしたね。



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もうひとりの定番は、
天然パーマくるくるふわふわに、昭和の雰囲気が出てる、丸い細い黒ぶち眼鏡で、
デザイン学校に通ってるのに、身なりとかは全く気にしないタイプで…



ただ、めちゃくちゃいい子で、学校の人気者。



彼のノートの隙間に描かれている、落書きイラストは、
魅力的なものばかりで、何やってても、ずっと止まらずイラストを描き続けていて、
それはそれは、味がある!



みんなが、ダリオのそのノートは、
そのままイラスト本として出版できるねっと言うほどだった。



こんなわけで、セミナーなんかも、積極的で、いつも質問ばっかりしているのに、
質問されただいたいの人が、



ちょっと待ったー!



ディドヴェセイ?
君どこ出身?



と言って、もう一度、ダリオに質問を言い直してもらうのに、
なかなかわからず、



皆は、やっぱりねって感じで大笑い!
結局は、うちら仲間のダリオのしゃべり方に慣れてる子が、通訳するほど!



方言じゃなく、イタリア語しゃべってるのに、すごい!!



ちなみに、彼は、トレントの子でした。



でも、毎回このダリオのつかみで、
セミナーに来てくれた人とはグッと仲良くなれて、楽しく過ごせました。



このダリオ君、最後の年くらいに、どこで買ったのか、
ケースがないようなヴァイオリンを持って学校にくるようになっていて、



デザイン学校卒業後は、音楽学校に通っているそうで…



そういえば、日本の山崎まさよしのCDを持っていて、
貸してくれたことがあったな!どこから手にいれたのかしら?



とにかくおもろい子。



ってなわけで、(どんなわけで?)



ディドヴェセイ?
は、大事なフレーズです。



仲良くなれるきっかけです。



そういうあなたは、
ディドヴェセイ?