私たちが使っている意識って自分の全体から考えると1%くらいになる
などと言われていますが、
自分が自覚できる意識で把握できない潜在意識のほうがはるかに大きい
ということを忘れがちです。
意識はいろんな予測をたてます。
これはこうに違いない。
これはこうなるのではないか。
これはきっとこうだろう。
こうなっているのはこれのせいだ。
これは過去に身につけた自分の信念から働きます。
今、自分が学んだハコミの練習を少しさせていただいたりしてるのですが
左脳の意味付けをすぐに人はしたがるのだなと実感します。
そこが難しいところでもありますが
自分におこってきた感覚はこういうことだ
という説明ではなく、
自分におこってきた感覚はどのようなものなのか、
を探求するのです。
意識は知りたがるからすぐに予測はたててしまいますが
このおしゃべりは左脳からきています。
右脳レベルではひとつのセッションでは
わずかなことしかわからなかったり、進まないことがあります。
しかし体感にずっと寄り添っているので
感覚の変化はかなりあったりして
それだけでも大きかったりします。
セラピーは意識の上でおこなわれるものではなく、
潜在意識が動くことによって
進んでいきます。
その進みを遅らせるものは意識の勝手な意味付けです。
しかし、それも認めてあげて
そう、そういうものがある、そうする必要が自分にはずっとあったのだ
むしろそれを排除しようとするよりも
認めてあげる
というプロセスも大事だったりします。
左脳の判断ってかなり瞬時におこなわれていることもあり、
私も日常では気づかないことのほうが多いです。
後から考えてると
ああ、あのときの私の脳内ではいろんなジャッジが入ってたな
と思うことはあります。
でもそのときは自分は無意識になっていたのです。
おそらく
セラピーが深くなってくると、そうでなくてもかな、
意識では把握できないことのほうが多いと思います。
だからこれは進んでいないのではないかなど思いがちですが
把握できなくてもいいのです。
でも自分の気づき、感じたことをわからないなりに
絵にしたり、言語化しておくと
潜在意識はさらに働いていくと思います。
大部分は潜在意識の中で進むこともありますが
フラワーエッセンスのセッションなどでは
後からおこった出来事に対しての反応や行動が変化していることは
よくあります。
気づきはずっと後になっておこることもあります。
そうして統合されて無意識が意識化していくのです。
そしてセラピーが進むもっとも大きな要素は安全な場です。
その人にとって安全と感じられることが大きいので
セラピストとの関係性をある程度深めていく期間も必要で
それがなかなか構築されないとやはりなかなか進まないです。
しかし早く進めることが目的ではないので
あせらずにセラピストが自分にとってはしっかり場を作ってくれている
と感じられるのなら、継続していくと実りはきっとあると思います。
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