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避難所101か所に津波

新聞記事より

避難所101か所に津波
自治体指定 住民にげ込み犠牲か


東日本大震災で、自治体が定めた指定避難所のうち100カ所以上が津波に襲われ、流失や浸水などの被害に遭ったことが13日、共同通信の集計で分かった。


指定避難所に逃げ込めば助かると思って駆け込み、津波にのまれた犠牲者が多数いるとみられるが、詳細な人的被害は分かっていない。想定外の巨大津波で、自治体の責任を追及するような動きはないが、全国的に沿岸部の指定避難所の立地見直し論議が高まるのは必至だ。

集計によると、岩手、宮城、福島各県で、判明しただけで101カ所の指定避難所が被災。壊滅的被害を受けた自治体や原発事故対応で行政機能が移転した福島県の自治体などは全容を把握できておらず、さらに増える可能性がある。

このうち宮城県南三陸町は80カ所の指定避難所のうち31カ所が被災、「ほとんど流失した」としている。同県女川町は、1960年のチリ地震の津波が押し寄せたことを踏まえ、海技6㍍以上の地点に指定避難所を設けていたが、25カ所中12カ所が被災した。

岩手県内では釜石市が69か所中4か所、大船渡市で58か所中6か所が被害に遭った。山田町では公共施設が津波とその後の火災で消失、少なくとも十数人が行方不明になった。

指定避難所は、各自治体が地域防災計画に基づき、津波や地震の災害時に避難する場所として定めている。小中学校や公民館などの公共施設や神社、寺などが多いが、高台の公園や空き地なども指定されている。総務省消防庁によると、全国の市町村が約7万力所(2008年4月1日現在)を指定している。


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安全信じていたが
岩手・大槌の寺30人不明

安全と信じられていた場所だった。震災約1週間前には防災訓練があったばかり。岩手県大槌町が指定していた避難場所の寺は一瞬にして津波にのまれた。少なくとも30人が行方不明という。

同町末広町の江岸寺(こうがんじ)。海から1㌔弱の場所に約400年立ち、明治三陸地震津波(1896年)など過去も被害を免れた。

3月11日。強い揺れの後、防災無線で大津波警報が発令。近所の住民が寺に集まってきた。副住職大童生良寛さん(52)と妻智子さん(52)は、もっと高台に行くよう玄関で誘導。智子さんがふと後を振り返ると、あわだった波が近づいてきた。驚いて良寛さんに抱きついた瞬間、2人は波にのみ込まれた。

必死でがれきをかき分けて浮かび上がる。近くに良寛さんがいたが、一緒にいたはずの長男寛海さん(19)と、義父で住職の秀明さん(82)がいない。夫婦は近所の人たちに助け出されたが、寛海さんと秀明さんは安否不明に。本堂や境内には少なくとも30人がいた。

「安全だと思っていたのに、想定外の津波だった」と智子さん。避難所になっていなかったら、流された人たちはもっと高台まで逃げていたかもしれない。「今となっては…の話ですけど」なぜ町指定の避難所になったのか。「検証して、実態に合わない基準ならば見直してほしい」。目の縁を赤くしながら、智子さんがつぶやいた。



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