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障害持つ被災者の生活は 避難所生活できず自宅に

障害持つ被災者の生活は
避難所生活できず自宅に
食料支援も不十分

適切な支援届ける対策を

持病や障害があるがゆえに避難所生活を送るのが難しく、東日本大震災で被害を受けた自宅で過ごさざるを得ない人がいます。体調がすぐれないなか、自宅が崩れるのではないかという不安と、必要な支援が届かず孤立感を抱える在宅被災者を訪ねました。

「私のように障害のある住民に必要な支援が届くようにしてほしい。置き去りにされたようです」。宮城県石巻市の鈴木明美さん(51)はこう訴えます。

鈴木さんは5年前、神経難病の多発性硬化症を発症。両眼の視野の90%を欠損し、右手足に脱力、しびれ、痛みがあります。体調がすぐれず床にふしていることも多いといいます。


心苦しさ増し
視覚障害のため大勢の人がいる避難所では移動が困難でした。さらに、体が不自由で避難所での役割分担に参加できない心苦しさから、数日で自宅に戻りました。
現在は、「全壊」と診断された北上川沿いの自宅で夫とふたり、生活しています。退去を勧告されていますが、移るあてがありません。「日中、1人でいるときに大きな揺れがきたらと思うと不安で

郊外の大型スーパーは営業し始めましたが、近くの商店は再開のめどが立ちません。

鈴木さんは震災以降、1日も買い物ができていません。震災後、在宅被災者にも日に1度、おにぎりやパンの配給がありましたが、3月末で打ち切りに。近隣の避難所に支援物資を分けてもらえるかとたずねると、確保はできるが、配給時に自宅へ連絡することはできないとの返事。別の場所では、賞味期限切れのものを差し出されました。

いまの鈴木さんにとって、宮城県難病相談支援センターなど関係団体からの支援、近所の人の差し入れが唯一の命綱です。

石巻市は4月中旬から、被害のある地域で保健師が住民の健康調査を始めました。同市の健康福祉課の担当者は「要介護者や障害のある人で支援の必要な人を拾い出すのが目的だ」と説明します。


市に電話して
鈴木さんの住む地区に保健師が入った日、たまたま留守にしていました。市に電話で再訪問の有無を問い合わせると、「予定はない」との返事。精神的に不安定なため話を聞いてもらいたいと依頼をして後日、訪問してもらいました。

仙台市障害者福祉協会の会長を務め、宮城県内の障害者関連団体でつくる「被災障害者を支援するみやぎの会」の阿部一彦代表は「被災自治体のなかには、関係団体と連携して特別な支援を必要とする人への対策がはじまっているところもあります。適切な支援が届くようにしていくことが、大きな課題です」と話しています。
(岩井亜紀)

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