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計画的避難始まる

新聞記事より

計画的避難始まる
       福島原発事故
“家を離れるのはつらい”
“家族の一員 牛を売る”

                      飯館村と川俣町


福島第1原発事故で、原子力災害対策特別措置法に基づく「計画的避難区域」に指定された福島県飯館村と川俣町で15日、住民の避難が始まりました。


飯館村は、既に自主避難した2000人以外の約4000人が対象。川俣町は自主避難した約100人を除く約1100人が域外へ避難を始めました。

2町村は同原発から北西方向、30㌔圏のほぼ外側に位置します。政府は、特に放射線量が高いとして4月22日に計画的避難区域に指定し、1カ月以内の避難を求めていました。

全村避難となった飯館村では、この日、放射線量の高い地区の乳幼児や園児、妊娠中の女性らがいる10世帯64人が福島市内の公務員宿舎に避難しました。

避難開始にあたって村役場前に集まり、別れを惜しみました。

大内貞子さん(73)は、1歳11カ月の孫がいることから第1陣の対象になりました。「住み慣れた家を離れるのは言葉に表せないほど悲しいです。(放射線量が)一番強いときの空気を子どもたちは吸っています。原発が憎い。原発は廃止してください」と涙ながらに訴えました。

「午は家族。残念極まりない」。こう話すのは長年繁殖牛の飼育を続けてきた志賀三男さん(53)です。13頭の牛を全て売り払って村を離れます。

同村は畜産が盛んで、繁殖牛は「飯館牛」のブランドで知られます。県農林水産部によると、村内で約1200頭が飼育されていました。畜産農家は、牛を連れて避難するか、廃業するかの選択を迫られました。

志賀さんは、家族同然の牛を手放すのはつらく、避難準備も進められず、何もできない日が続きました。しかし、今月14日に近隣住民と話し「健康に過ごすことの方が大切だ」と思い直しました。牛は26日の競りに出す予定です。

同村では、村役場も、避難の最終段階で福島市内に移転します。

一方、川俣町は、南東部の山木屋地区の住民が対象で、大半が指定区域外にある同町の町営住宅などに移るほか、一部は町外に一時転居します。この日は8世帯が移動。22日はバスで福島市内の温泉旅館に集団で避難し、仮設住宅が完成する6月末まで生活します。

住民からは、一時帰宅を含む域内の再立ち入りや会社の操業継続を求める声があがっています。飯館村の特別養護老人ホームでは、入所者や家族の一部が移転を望んでいないといい、国はこれらの点について週明けにも指針を示すとみられます。




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