忍者レッドのブログ -15ページ目

種類ごと海面以外も調査を

新聞記事より

種類ごと海面以外も調査を

放射性物質の流出

福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)から直接海へ流出した、同原発の年間放出許容量の2万3000倍以上に当たる4720兆扮という途方もない量の放射性物質のほとんどは同原発の港湾外へ広がっていたことが、東京電力が21日発表した影響評価で明らかになりました。

東電はこれまで、特に大量の放射性物質が流出した2号機取水口付近からの汚染水についても、シルトフェンス(流出していた取水口付近の海に設置した幕)など拡散防止対策が効果をあげていると強調していましたが、実際には機能していなかったことになります。

東電は、福島第1原発周辺の海域で行われている海水に含まれる放射性物質の濃度が「4月中旬をピークとして、減少に転じて」おり、「拡散シミュレーション結果も同様の傾向を示し、今後、さらに濃度の減少傾向が続くことが予想され」るとしています。

しかし、原発の運転中に発生する放射性物質にはさまざまな種類があり、種類ごとに海水中でのふるまいも異なります。東電や国が調べているのはヨウ素131とセシウム134、同137だけであり、拡散シミュレーションも海面近くのものしか公表していません。

海へ流出した放射性物質は、海の生物にさまざまな悪影響を及ぼし、その影響は人間にも及ぶことが懸念されています。どんな放射性物質がどの程度、海水や海底の堆積物、そこに生息する生物に蓄積しているのか、汚染の全容を解明し、国民の前に明らかにしていくことが不可欠です。

                            (間宮利夫)