キハ58系いろいろ③ | 伊勢守の鉄道博物館

伊勢守の鉄道博物館

一応、鉄道博物館を名乗ってはいますが、偏りがあります(汗)
2018年11月4日より現役(?)に復活することにしました。

キハ58系、全国に急行列車を増加させた立役者でもあります。

北海道用に開発されたキハ56や信越本線の碓氷峠対策を施したキハ57形も含めると、総数1820両余りという大所帯になりました。

このために製造時期による違いや配置された地域性に合わせた改造がされたものなど、様々なバリエーションがあります。その全てを知っているわけではありませんが、撮影できたもので気がついた点は挙げていこうかと思っています。




奥羽本線 赤湯駅

ここは当時、国鉄長井線(現山形鉄道)の始発駅でもありました。キハ58系は長井線ホームで撮影したものです。

キハ58系後期に製造されたタイプで、冷房改造準備車として落成していました。正面窓も電車急行形などと同じパノラミックウィンドウに仕様が変更となっています。

また、前面にはスカートが新たに装備されるなど、見た目の印象がかなり変わっています。



徳島本線 鴨島駅

急行【よしの川】に運用中の後期生産キハ58形。
四国に配置されていたキハ58系は全車が冷房化されていて、急行列車としては全国的に見ても水準が高かったとは思います。




宮古駅 1983年11月撮影
東北に配置になった車両は、冷房化よりも寒冷地対策のほうが大事なので装備が違っていました。

前面下側の両側にフタ付タイフォン(汽笛)が装備され、雪を吸い込まないための対策が採られています。



初期から中期にかけて製造された車両にも、あとから改造で手を加えられています。
スノープラウも取り付けられて、寒冷地を行く車両という趣が出ています。



高松駅

国鉄分割民営化後には塗装変更や、急行列車削減などで余剰車が出たこともあって、キハ58系を種車にした改造車なども登場してきました。




日南線でのキハ58系
九州では国鉄色があっという間に消え去った地域の一つとなり、御覧のように白を基調にした塗装に変更されています。

ただ、排気ガスを結構出す気動車には、汚れが目立つこともあってあまり似合わなかったという感じがします。


ペタしてね