琉夏の飼い主は海バカ、バカがつくほど海大好き人間です。琉夏といっしょに海岸線をドライブしただけでなく、漁港でのんびり昼寝をしたこともありました。
海に潜る生活15年以上続けました。陸上で暮らすよりも人生でもっとも長いときを海に関わる仕事を中心にしました。
海洋生物の図鑑や資料や気象や世界中の海の写真集や読み物や知識も海だけ。いわゆる文字面倒で嫌いで、文字見たら眠くなる人間でした。わずか数年前まで。
本が大嫌いだったのです。
そんな自分を本好きに変身させる出来事が起きました。闘病生活に入る寸前でした。
内臓の内部から鈍痛や消化不良というサインを送り出しても無視を続けて海外のあちらこちらへと足を運んでいた2010年のころです。
翻訳家の鴻巣友季子さんという方との出会いが僕を未だ見たことない未知の世界への真新しい扉を開けるきっかけをくれました。
当時のNHKの番組のドキュメンタリーの企画で鴻巣さんは学校で子供たちへ絵本を使いながら教える内容でした。以降は海外の絵本をたくさん教えてくれたり彼女の著書を教えてもらったりしました。
ある日のことでした。
彼女の著書のページめくりながら知らぬままでいた自分へ向き合うことになりました。
ディスレクシアです。
日本では難読症、識字障害、読字障害と呼ばれています。
自分がほぼ「字を読むことに困難がある障害」があることを知りました。
僕はその状態にほぼ近い障害を抱えていたのですが、何十年も障害を知らないままなんとか暮らせていたので知る必要がなかったのです。
病院で検査の結果は治療の必要の障害ではなくストレスによる「障害もどき」でした。判明した後も専門家にお世話になったことがありません。
今はすっかり跡形も無く健やかになっていますしスラスラ読めるようになりました。それは多くの過去の心の傷から自由に解き放たれ始めた時完全に回復を果たしました。
怒りや憎しみや不安や恐怖が物理的に消え失せていくと、次第に読む力が回復しました。
ひとりだけで回復を遂げたのではありません。
琉夏の存在
友人の存在
愛してくれた人たちの存在
何よりも自分が自分の人生に主導権が持てる自尊心の回復が影響しました。
本を読まない人生は成長しません。
心の糧になる食糧が吸収されません。
思考も感情もいつも同じところに留まって行ったり来りを繰り返しました。映像や人から耳に入る情報とは別次元でした。
知識を取り入れるとそれに比例して収入も増え始めます。知識を取り入れる自己投資にお金をかけると収入も生活も富の方向へ加速を始めました。
本は自分の周りの景色を変え始め,「何か」をその人の胸の底へ贈り物として跡を残してくれます。
それが希望だったり。
新しい友達だったり。
未知な世界への入り口だったり。
本があなたへ意識革命を始めることさえあります。
僕は現在は本を10~20冊くらいを並行して読みます。失読症もどきだった人間が本を読み漁る事が習慣になって紙の香りが大好きになるなんて想定外でした。
Amazonでオーダーするより断然に本屋さんへ足を運びます。本屋へ行くように大物作家さんが教えてくれたことがあります。「ネットオーダーは想定内だけど本屋は無限大に縦横無尽に文字や閃きが降ってくる」
もちろん自分の頭のコンディションや興味に合う本を選ぶのも大事ですがいちばんは本を開く習慣を身につけることです。
隙間時間の10分を毎日積み重ねていくと読めます!座って読むより立って読むと速読はかなり速読になります。
ふたり分のオーダーが当たり前になりました。
↓鳥飼いさんの方は、読んでおくべき一冊でした。
↓バビロン大富豪の教えは漫画でかなりわかりやすくてお金との付き合い方を学びたい人、
お金に振り回されてしまった方たち、富の法則の基本が書かれています。