ニューヨーク時間の真っ最中の少し前でした。僕の脳裏にふとドラマのスクールウォーズの最終回のシーンが浮かびました。
それは…
山下真司さんが演じるケンジ先生が全国高校ラグビー選手権の決勝戦を目前に、7年間の死闘が走馬灯のように脳裏を駆け抜けて試合前夜に眠れなかった…というナレーションから始まるシーンでした。
僕にとっての最後の闘病と難病が消え去った奇跡が起きてもうすぐ10年になります。今の暮らしを掴むための始まりは琉夏とふたりでした。
ふたりで駆け抜けた10年でした。
心地よく幸せな時間や経験は、琉夏と一緒の時間でした。
一番、怖かった瞬間も
一番、心地よかつた瞬間も
いつも一諸でした。
だから時々でした。
僕の過去の傷の痛みは2つの感情を衝突させてふつふつと湧き出る混乱は時折、琉夏へ苛立ちになることもありました。
琉夏が刺激しました。
「不愛想に見えて実はいい人だね」
「いい人だってことわざと隠しているみたい。目を背けているみたい」
インコだから細かなおしゃべりはできないのだけど、そんなおしゃべりをされたようでした。大きな瞳でまつすぐに見つめられたときには混乱したのが飼い主です。
僕に対する思いがまっすぐに伝わるから、素直になれない僕を苦しめました。
僕は琉夏と出会うそれまでは、人と深く関わるりを持つのも嫌だし、見て見ぬふりをして生きるのが楽でした。
だからずっとずっとこのままでいいと思っていたのに・・
琉夏のせいで心が揺れました。
彼は外から僕を呼びました。
「心の分厚い壁を壊せ」と。
おかげで僕は琉夏と暮らした間に「意識の改革」を始めることになりました。
これが自分の人生を大きく変化させる構築する始まりでした。
構築は大成功しました。
殺意が籠るほどの復讐心を自分の中心に置いて生きていた生き方も憎しみもいつの間にか手放してしまいました。
怒りや憎しみを喜びと笑顔に変えて好きなことをして健康的に自由に羽ばたく暮らしを入手しました。
琉夏が亡くなる三年前までいつもいつも一緒に奮闘しました。都会に越してきてからも
(作 もっちーさん)
好きな仕事だけをするようになりました。
好きな物をいつも食べられるようになりました。
値段をみて買うこともなく好きな物や食べ物や行きたい場所へ行けるようになりました。いつも一緒に眠りました。
僕の友達や家族やたくさん温かい言葉をかけてくれたり必要な支えをくれた人たちがいるのに僕は悲しくて悲しくて取り乱しました。
琉夏と抱き合ってオレンジ色のほっぺにキスをして喜びを分かち合いたかった…。
始まりは彼とだったから…
いちばん喜んで欲しかったし
いちばん褒めて欲しかった…。
そして僕の名前を呼んで欲しかった。
琉夏は自分の都合で飼い主をさん付け、ちゃん付け、呼び捨てを選びました。
琉夏の思いのまんま僕の名前を甲高い呼び声で呼んで欲しかった…。
僕は琉夏が亡くなった2019年6月21日以来の初めての収束のつけようのない涙を流しました。泣き崩れてしばらく立ち上がることができなくなりました。
僕の生活は琉夏と共に奮闘しながら守られながら大きな翼のなかで愛されて得た延長線上に成功があるからこそでした。
僕の後天命の人生の幕が上がりました。ここから先は人間が好きになった僕の第二ラウンドの脚本がスタートします。
これまで支えてくださったたくさんの人たちへありがとうございました。
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更新はニューヨーク時間が終了するまでおやすみになります。また日本時間で再開します。