ブログを通じて「14回ですか!かっこいいです!」そんなメッセージをいただくことがありました。
僕はその度に「なんもわかっとらん!」と思っていました。
14回近くも死の淵から生還して社会復帰を果たすということは気の遠くなるような途方もなく途轍もない粘り強さを持っていなければ不可能です。
14回往復しているということは、例えばガンを患っていて手術が終わって社会復帰をしていたら今度は交通事故で、大怪我をしてまた手術をして長いリハビリ期間を経て社会復帰をしてまたどこかを患うか怪我して社会復帰を繰り返すのです。
僕は14回を短期間も長期間も繰り返した果てに這い上がることができたから今の社会生活があります。
険しい道が毎度のように社会復帰までに待ち構えて、大きな大きな山がいくつも目の前にあって、登山をしてまた下山をして登山をして繰り返してリスタートの始まりに立つというのが死の淵から出戻るということでした。
生き延びねばならない。
命に勝るものなどない
最後まで生き残ってみせる!
いくらでもそのためならやってみよう!
闘病も
事故も
暴力による大けがも
すべてそうでした。
体の傷口が塞がって、痛み止めが必要なくなったり内臓が動くようになったりするまではしんどいし食べることも歩くこともおぼつかなくて「ここからまたスタート」だと思うと、先をイメージすると社会へ戻るまでの時間の長さにうんざりしました。
だから食べられるようになれたらそれで十分だと思っているのに、体は欲しがるようになります。命が欲するようになっていきます。
食べられるようになって、体温が上がると体が痒くなって、頭皮の痒さの我慢の限界は、お風呂を求めます。お風呂から上がると、さっぱりして心も体が爽やかになるので、新しい欲と活力が湧いていきます。
次は、鏡の前で伸び切った髪の毛を切りたくなります。美容院へ行きたい!そう願うようになっていきました。いつも繰り返したスタート地点であって、蘇生の第1歩目がそうでした。
僕は這い上がる途中で、繰り返し希望を失いました。孤独を感じ宇宙へ向かって暴言をいくつも吐きながら救いを求めていたこともあります。
「助けてください」
「僕を救ってください」
何度も何度も何度も宇宙に叫ぼうとも祈りへの応えがないことに怒りを覚えたこともありました。
そして疑いそのせいで周りが見えなくなったことも経験しました。
アイシュタインは、人生は2通りの生き方があると言っています。
奇跡はないと思って生きるかすべてが奇跡だと思って生きるかだと…。
すべてが奇跡だと思えなかった僕は、多くを見逃しました。
奇跡はあふれていたからです。
奇跡とは優しさです。
ときに奇跡を起こしてくれるのはたまたま出会った人たちだったり、いつでも助けてくれる友人たちだったりしました。
奇跡とは愛です。
僕は14回の蘇生した人生経験から知りました。
僕は独りじゃなかったことを…。
あなたに何があろうとあなたも独りではありません。奇跡を通じて宇宙はあなたへ伝えています。
奇跡を信じられるようになると、コロナ渦で様変わりした時代の中で、あなたの暮らしの質が高くなっていきます。
あなたが愛されているということ、価値があるということに思考や感情をシフトすると富はあなたの元へ入りやすくなるからです。
宇宙はあなたが思っている価値以上の富を与えないのです。
あなは独りじゃないよ〜。
小学部も中学生も高校生のあなたも。
誰かの親をしているあなたも。
家族がいないあなたも。
みんな独りではありません。
あなたの周りには奇跡はあふれています。ぜひ見逃したりしないで気づいてくださいね。