僕の学歴に大検があります。大学資格検定試験合格です。試験は高校中途退学をした学年によって高校卒業までに必要な単位数が変わってきます。
例えば数学I 数学II、国語I、国語II、世界史、日本史、体育、英語I、英語IIなどなどです。
僕は当時、退学を高校から言い渡された側でした。しかも2年でしたので大検の科目免除が限りなく少なくて、大検合格のためには残り単位をすべて独学か専門予備校で学なければ合格できませんでした。著書DIVEに書いた通り予備校へ通いました。
大検の試験はすべてマークシートでした。大検を合格して動物の専門学校を卒業したあとオーストラリアへ渡ることを決断してすぐに大きな壁にぶち当たりました。
言葉の壁です。英会話を話せない…どうしよう!でした。どうにか突破しなければ未来を掴めませんでした。
僕は当時、動物の専門学校に通っていた放課後に英会話へ通うようになりました。英会話は日比谷線の銀座駅でした。専門学校は東急東横線の中目黒駅でした。
中目黒ー恵比寿ー広尾ー六本木ー神谷町ー日比谷ー銀座で乗車時間は30分でした。
外国人が多く乗る路線で必ず外国人と電車のなかで遭遇するチャンスがやってきます。僕はほとんど英会話を話せなかったのに電車の中で外国人へ話しかけて英会話を練習する機会を自分から作りました。
英会話1000本ノックでした。1000本だから1000人に話しかけました。
1日多いときは三人、英会話の休みのときは銀座の街で話しかけました。日本人の英会話の先生よりネガティブスピーカーの英語の発音は耳が慣れないと聞こえてきませんでした。
そのうち…100人を過ぎたころ耳がだんだん慣れていきました。
格好悪さや恥ずかしさはまったくありませんでした。目先は未来を見ていたからです。
1000本ノックをしていた頃に、海野さんとよく映画を観に行きました。(海野さんはよくブログに登場する実在の人物です)。
出会った当初から、隣で字幕なしで映画を観る醍醐味を見せつけられてばかりでした。鑑賞中に日本人が笑わないシーンで大うけ大笑いしていたのが羨ましくもあるし憧れました。
僕には1000本ノックはどうしてもどうしても突破して英語が聞こえる耳を慣らし話せる力を手に入れたくてたまらなくなりました。
僕は1000本ノックと一緒に毎日の課題に、英語で日記を綴り続けました。日本から出国する日まで綴り続けました。
綴るということは単語を辞書で最初は一個一個を調べなきゃならないのです。はじめたころは途方もなく時間を費やさなければならず、朝方まで続いた事もありました。
僕の自分へ課したすべては無駄になるどころかオーストラリアへ渡ってそれ以降も僕の強みになっていきました。今の暮らしのなかでは、趣味の映画鑑賞で贅沢時間に花を添えてくれます。
映画を字幕なしで鑑賞ができるようになって10年以上になりますが、映画の醍醐味を毎回の味わっています。
そして英会話のおかげで世界中の何処へ行こうと不自由することなく、屈することなく現地の人との交流を存分に楽しむから友情が生まれるようになっていきました。
雨に耐えなければ虹は見えません。
心地よい居場所から少しだけ抜け出してちょっとしんどい場所へ自分を追いやることで最初は少し前の自分の楽な居場所へ戻りたくなるのですが、ちょっとしんどい時間を我慢していると、体力もメンタルも順応していくのです。
そして順応している合間に、踏ん張った証として取得した技術や経験は、次の新しいステージへ階段を上がりきっています。
ステージが上がった後には、自分が尽くしたぶんの収穫やご褒美が現実に顔を出して受け取ることができます。
子供達の勉強の仕方やアプローチはそれぞれタイプがあります。それによって成績の伸び方も別次元になっていきます。親である側が把握しておくと成績も改善されていきます。
●1冊を完読してから次へなら「保全型」タイプ
①勉強をする場所は固定する。
②一日ごとのノルマを決める。
③今、持っている問題集を徹底的にやること
④最初からハイレベルな問題へ手を出さない。
⑤仲間と進捗状況を交換するのも大切です。
⭐︎保全型は言い換えると積み上げ型です。
ひとつつずつ積み上げてこなさないと不安になるのです。
「ちゃんとやりたい」、「失敗したくない」などの思いが強いので計画してから準備してとりかかります。彼らはその経験を次に活かして成功体験を積み上げるタイプです。
→指針がないとストレスを感じてしまうのです。このタイプのお子様は「自分のやり方は間違っていないか」「他人はどうしているのか」気にしています。
自信や安心を身につけることが一番大切なことです。普段の生活も同じ事です。
●読みたい本は次から次へと手をつけるお子様の場合は「拡散型」です。
彼らのタイプはつまらないものは途中でやめても気になりません。
→面白いと思えたらすぐ動くタイプ
⭐︎拡散型は言い換えると「体験型」です。
面白そうとか、やってみたいと思えることが大事になります。やっでみたいことをどんどん試していって体験から自分の仮説を検証していきます。自由に動けないとストレスを感じていきます。
①勉強する場所は気分できめる
②ノルマは5日間の中で自由にきめる
③憧れの人をロールモデルにする →理想の姿や憧れの人を見つけて真似しつつアレンジして自己流に仕上げて効率化
④テンションがあがる問題集を一冊見つける
⑤ゲーム感覚でレベルの高い問題へ挑戦する
→チャレンジして「できない」、「悔しい」は興味が湧いて集中することで課題をクリアにできるようになります。
勉強のタイプを見極めることに関して経験値の少ないお子様にとって自らではなかなかできませんので両親が気づいてあげられるとやりやすくなります。
未来の可能性は無限大です。あきらめないで続けることタイプを知って行動を起こしてみてくださいね。タイプを知らないままでは成績は上がっていきにくいです。
雨に打たれたあとにはあなたも虹を見ることができます。