帰宅すると、私はまた仕事を始めました。
さみしいとつまらないの二つの感情が
極限になったんですね。
彼は、病気の"ふり"を私の目をジローーーーーと…
見ながらいわゆる"エロエロ"と嘴を軽く開け、息苦しさを演技!
私は、息子の名前を何度も呼びながら
(また演技かなーと飼い主は思いながらかなり心配に。)
本当に病気かなあ?不安になりましたよ。
二代目のセキセイの病を看取りましたからね。
けれど…けれど…
数分して、エロエロする息子の目の前に
大好きな靴下を履いて足を出すと…
足首で発情した後にしっかりご飯を食べて満足した顔でした。
さっきまでの演技のエロエロは忘れたかのように床をペタペタ走る彼!
「アホ!アホ!」
「寂しかったんだね。」
「明日は早く帰るからね。ごめんね」
たくさんハグをしました。
「構って欲しいよー」
「あそぼ~~」
我慢できなくって、溢れたんですね。
息子には、もう一人大好きな人がいます。
息子の友達であり私の長年の友人…
友人はフィリピンから嫁いで日本へ来て14年くらい…
息子とたくさん会話をして心の充電をする人です。よく、息子へ会いに来ます。
けれど、友人から笑顔は消え友人は私たちの家に来れなくなりました。
息子は彼女の名前を毎朝、夕方、会いたくて会いたくて呼んでいます…
彼女がいつも現れていた時刻には…必ず。
哀しい表情で会いたくて会いたくて…
悲鳴に似た叫び声で鳴いて、彼女を呼んでいます。
息子は、人間が大好きになってしまったんですね。
ペットショップで出会った時には、
虐待を受けて人間嫌いだったのに変われたんですね。