ずっと?
私のそばにいつもどこでもそばに居てくれた?
何故?
何で?
問いしかなかった。
ごく少数派と出会えるタイミングは
サイパン島の街中
ニューギニアの機内
ジープ島のフロント
ブリスベンの駅
ハワイ島
オーストラリアのアボリジニの入り口で。
マレーシアの空港で。
記憶に残る国だけでもたくさんある。
いつも手に携えている彼らの目印が目に留まった。
それでも自分から受け入れる事はなかった……
それでもずっとそばにいてくれたことに
今日は気づいてやっとやっと感謝に変わった。
人は繰り返す罪深き不完全な生き物だ。
けれど罪深き者の罪を雪のように白くする事が可能なら……
「奇跡」。