【IZUMI先生のインドネシア事情4★ロンボク編】ウォーレス線とロンボク料理 | INJカルチャーセンターのブログ

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【今回のテーマ:インドネシア事情4★ロンボク編★ウォーレス線とロンボク料理】

 

Selamat siang. 「こんにちは」
INJインドネシア語講師のIZUMIです。

 

前回に続いて、今回もロンボク島について書きますね。意外と知られていないのですが、バリ島とロンボク島の間には Garis Wallace「ウォーレス線(生物分布境界線)」が走っています。同じインドネシアでも、ウォーレス線の西と東では動植物の特徴には大きな違いがあると聞いていたので、ロンボク島旅行は、それを実際に肌で感じてみることのできる絶好のチャンスです。

 

でも、私がぼーっとしているからか…インドネシアらしくヤシの木もたくさんあるし、最初は道路脇や建物の敷地内に咲いている花を見ても、ジャワ島やバリ島とのはっきりした違いはわかりませんでした。

 

しかし、ガイドさんによれば、ロンボクは雨があまり降らないため、稲作にはそれほど適さず、年に一度コメを収穫した後は、水が少ない環境にも強い作物としてタバコを育てているということでした。

 

そういわれてみると、確かにひび割れた薄茶色の土地にはたくさんのタバコが植えられていて、緑の濃い田園風景が続くバリ島とは異なり、ロンボク島ではタバコ畑もあちこちに広がっていました。

 

ロンボク島ではバリ島と同様の田園風景も見られます。

 

ロンボクで最も有名な名物料理といえば、何といっても Ayam Taliwang「スパイシーローストチキン」です! Ayam Taliwang は、cabai merah kering「乾燥赤唐辛子」、bawang putih「ニンニク」, bawang merah「エシャロット」、terasi「エビペースト」、tomat「トマト」、kencur 「バンウコン」、gula merah「椰子砂糖」、garam 「塩」など数種類のスパイスで味をつけた ayam kampung「放し飼いの鶏」をローストした料理で、Plecing Kangkung「ゆでた空心菜やピーナツに辛いサンバルソースをかけた料理」と一緒に供されるそうです。

 

ジョコウィ大統領も訪れたレストランで昼食!

 

ちなみに、インドネシア語で「唐辛子」は cabai と言いますが、lombok「ロンボク」もインドネシア語で「唐辛子」のことです。これには、ロンボク島では唐辛子が盛んに栽培されているからとか、ロンボク島のいくつかの名物料理が激辛で有名だからなど諸説あるようですが、実際には、ロンボク島の名前は唐辛子とは全く関係ないとのことでした。ちなみに lombok はササク語ではlurus「まっすぐ」という意味です。

 

  

ロンボク島の名物料理 Ayam Taliwang「スパイシーローストチキン」  

 

絶品!空心菜とピーナツに辛いサンバルソース!

 

Ayam Taliwang がおいしかったのはもちろんですが、脇役の Plecing Kangkung の空心菜とピーナツもめちゃくちゃ気に入りました。lombok「唐辛子」のきいたサンバルソースは絶品で、「辛い!辛い!」と言いながらついつい箸が進んでしまいました。時折、風が吹き抜けるオープンエアのレストランでいただく昼食は、景色もごちそうで、本当にゆったりした時間を過ごすことができました。


 

次回は、ロンボク島で伝統的な生活をしているDesa Sade「サデ村」について書きますね。

お楽しみに!

 



現在、私はインドネシア語入門~中上級講座を担当しています。独学でなかなか上達しなくてお悩みの方は、わからないことがわかるようになるまでていねいに教えています。

 

今回のブログのように、レッスンではインドネシアの最新情報などのお話も交えて行っていますので、インドネシア好きの仲間といっしょに楽しくインドネシア語が上達できます。

 

全くの初心者の方も大歓迎です。苦手な項目を得意な項目に変えて、語彙、文法、読解、翻訳、リスニングの総合力をアップしましょう。お待ちしております♪

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