先生とのルアンパバーン語学研修旅行 | INJカルチャーセンターのブログ

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 INJラオス語中級講座のI.K./T.K.です。夫婦でラオス語レッスンを始めて3年になります。専門分野でラオスでのボランティア活動を夢見て始めましたが、活動が実現する見込みがたたないまま勉強は少しずつ進んでいます。ラオス語をはじめアジア語の習得は、英語をはじめとした西洋語の語体系の知識がまったくといっていいほど役に立たないので、まず独特の文字と発音からして最近やっと身についてきたかなというところです。


 9月初旬に先生が久しぶりに一時帰国することになり、国内旅行を久しくしていないとうかがったので、今回はそれに便乗して、先生のお住まいのある首都ビエンチャンと、私たちも念願だったルアンパバーンを、いちおう語学研修を名目として一緒に旅行することにしました。ルアンパバーンといえば、ラオスでは日本の京都などにあたる世界遺産の古都で、よく旅行ガイドに載っていて有名な寺院巡り、托鉢、ナイトマーケットや北部のクアンシー滝などを観光しましたが、さらに今回は先生のすすめで、織物のさかんな村であるバーンサーンコーンとそのすぐ隣のバーンシェーンレックを訪れ、また帰りに運転手のすすめで水牛や豚などを飼育しているファームを訪問したのでご紹介します。

 

      

写真左:バーンサーンコーンの織物工房                 写真右:お母さん横で1人遊びも慣れっこ

 

 織物はシルクや綿を素材として機を織る、いわゆる「家内制手工業」で行っています。風通しがよく比較的涼しい室内で数人が黙々と布を織っており、足もとには幼い子供がひとりで遊んでいる、穏やかな日常の光景がみられました。工房の隣にはショップがあり、コースターのような小物から大きなラグまで様々な製品がそろっていました。

 

 水牛のファームはBuffalo Dairy といいます(紹介ウェブページ・Facebookページあり)。水牛は、もともとラオスの各農家で財産として飼われており、繁殖も各農家で行っていたため、感染症などで死亡率がとても高く、計画的な繁殖の難しい動物です。ある日本滞在歴も長いオーストラリア人の女性が、農家から優良な仔牛を預かり、感染予防などの処置をした上でまとめて育て、一部を農家に戻して耕作に役立て、ファームの成牛からはミルクを絞ったり、肉を生産したりと活用するファームを設立しました。水牛のファームとしては世界初だそうです。日本から外国語学部に通う大学生が飛び込みで3ヶ月研修に来ていました。
 

  

写真左:世界でも珍しい水牛ファーム                 写真右:水牛たちの水浴びブラッシング

   

 ラオス語研修としては、先生と街の人との会話をひたすら浴びるように聞くことが中心でしたが、お金のやりとりとか、旅行者らしい会話はほんの少しできました。ラオスの人々の温かさ・優しさにたくさん触れられ、「ほほえみの国」とはむしろラオスのことだとの思いを深くしました。