スマホで療育 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<自宅> 

筑波は天気が良く、塾を開催することができたが、
神奈川県は曇って、今にも降りそうな空だったので、
自宅でのんびりしたそうだ。

大量の玩具を一つずつ順番に遊んでいったらしい。
遊ぶと言っても、それ自体が療育やリハビリを兼ねていて、
ショウの進歩につながっているはずだ。


ところで、最近はビデオよりスマホが一番のショウだ。
大画面でしまじろうを見るより、
小さなスマホの画面で見る方が良いらしい。

食事やおやつの後の一時に、
パパやママの袖を引っ張って、見たいとアピールする。
時には、ママの鞄へ手を伸ばしたり、視線を送ったりする。
その中にスマホが入っているからだ。


そこで、ママが考えた。
スマホでしまじろうのビデオを見たいという欲求が、
高い学習効果を発揮するのではないかと

ママの鞄の中を見せてあげて、中から一つずつ物を取り出し、
最終的にスマホを見つけて取り出すという作業をさせてみた。

最初こそ、なかなか見つけられず、途中で止めてしまったが、
繰り返している内に、目的の物が出てくることを覚えた。
一回覚えると、ショウは飽きる事を知らないので、
根気強く、スマホを探すようになってきた。


これだけ、モチベーションが高いならば、
その内にスマホの使い方を覚えるかもしない