食べず嫌い | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->センター> くもり


週末に遠出しなかったので、ショウは元気があり余って、

登校した時の喜び方は、ひと際激しさを増していた。

昨年の今頃、T先生に慣れて、大好きだった頃と同じだ。

M先生も大好きになった証拠である。



今日の調理実習では、 『 お好み焼き 』 を作ったようだ。

一つ一つの材料や調理の過程をしっかりと見ているそうだ。

良い臭いがして、もう直ぐ出来上がると言うところまで来ると、

唾をゴクリと飲み込み、口をモグモグするらしい。


食べず嫌いのショウは、最初の一口は、

いつも、超警戒して、なかなか口を開こうとしない。


でも、チョッと食べて、美味しいと分ると、表情と

態度がコロッと変わり、ガツガツ、バクバク食べ始める。

先生も、その豹変ぶりに驚かれたようだ。


結構食べたにも関わらず、給食を完食したショウは、

お腹が張ったらしく、チョッと調子が悪そうだった。

オナラは連発するし、でも、出ないと騒ぐし、

ハッキリ言って、大変だった。