九州(北部)川地塾2-1 トレーニングに適した条件 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> くもり ときどき 薄晴れ


朝一番の飛行機に乗り、到着した福岡空港は曇り。

今日は一日中雲に覆われ、稀に薄日が訪れる程度だが、

気温減率がとても良いので、上昇風が期待できる。


天候による飛行機の遅延に加え、

ピックアップしてくださる方と連絡の行き違いがあり、

伐株山へ到着する時間が大幅に遅れてしまった。

(11時前に到着)

伐株山は夕方のエリアで、

会員が方々が来られるのも15時頃なので、

11時に山に上がっても早過ぎるぐらいだ。


ただ、良好な風が入っているようなので、

とりあえず、山に上がった。

すると、テイクオフ(離陸)場には、

想像以上に良い風が入っていた。



フライト・トレーニングというと、多くの人は、

ガンガン上がる良好なコンディションを切望する。

しかし、トレーニングという目的を持った時は、

必ずしも絶好のコンディションが、良いとは限らない。


高くは上がらないが、やんわりと全体的に上がる

荒れた空気が殆ど無い今日のような上昇風こそ、

これから小さく回す技術を習得しようとしているパイロット

的確なコントロールを覚えようとしているパイロットに、

適した条件なのである。


コントロールに問題が有れば機体が揺れて、

自分の責任だということが嫌でもわかる。



午前にフライトして、お昼休憩をして講義をして

午後に再びフライトをしたので充実した塾ができた。


今回の九州塾には、四国中国地区の塾生も

遠征してきていたが、充分に元が取れただろう。