パラ発祥の地、ミウシー | 見えない翼

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私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<ツアー3日目 フランス> くもり 時々 晴れ

フランスにおいて、パラ発祥の地は、

ミウシー(Mieussy) である。

今日の風向きは北西風で、平野部に近い所で

晴れ間が広がるので、このエリアが最適だ。


以前は、峠の駐車場からテイクオフ(離陸)場まで、

歩いて上がらなければならなかったが、

最近は道路が整備されて、車で上がれるようになった。


このエリアは午後からのエリアなのだが、

午後から天気が崩れるという情報が入ったので、

まだ12時前だが飛ぶ事にした。

既に、鷹や鳶がサーマル(上昇風)で上げている。



今日の、テーマは 『 リッジソアリング 』

こう書くと殆どの人は、そんな初歩的なと思うだろう。

しかし、日本のエリアで出来るリッジソアリングは、

リッジソアリングの中のほんの一部なのだ。


その証拠に一番手で飛び立った I さんが、

上げられず苦労しているのに、

フランス人のフィリップは、簡単に上げ直してきた。

後から飛び立った他のお客様も苦労している。


(フィリップは、昨日からツアーに飛び入り参加している

 塾の講義を受けたいという、初のフランス人塾生。

 川地塾も、いよいよ国際展開か?)


結局、ランディングに降りてしまったり、

何とか上げ直したものの疲れ果ててトップランしたりで、

日本人は誰も居なくなってしまった。


唯一飛んでいたフィリップを連れて、

ミウシー山から沖に出し周遊し、そしてトップランした。



ランディングに降りたお客様と一緒に、

ピザが宅配されたので、テイクオフでランチをして、

今日2本目のフライトに入った。


午後には、完全な曇りになってしまったが、

意外にソアリング可能で、絶壁の西の端まで案内した。

まだまだ、リッジソアリングのトレーニングが必要だ。



今日は、1時間以上のフライトが2本できて、

お客様も満足して、ホテルに帰った。


夜の食事は、フライトの事で大盛り上がり!

日本でいうところの、 『 夜部 』 だが、

塾ツアーでも、ここでステップアップ・アドバイスをする。


まだ記憶が新しい内に、フィードバックをして、

それが毎日続くので、効果は絶大だ。

塾ツアーに参加して下さった方々は、

確実にレベルアップして帰国してくれるだろう。