胴体着陸!危機一髪 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<小学校> 晴れ

今日も出かける間際にウンチサイン。

スッキリしたので、ショウは上機嫌。


明日から鹿児島で仕事なので、

今日中に現地入りする。

センター(保育施設)のスタッフが

ショウを迎えに行って、ワイフが引き取るパターンだ。


出発の準備で忙しいときに限って、

何だか掛かってくる電話が多く、

雑用に振り回された。


気が付くと、もう出発の時間。

慌てて車に飛び乗り、ワイフの会社へ急ぐ。

思ったよりも早く着き、バスも待ち無しで来た。



幸先良いぞと思い、空港へ向かっていると、

九州の塾生から電話が入った。


塾生: 「川地さん、大丈夫ですか?」

     「今、何処に居ます?」

川地: 「えっ、あっ、空港に行く途中だけど・・・。」

塾生: 「鹿児島空港で小型機が胴体着陸 したので、

     現在は空港が閉鎖されていますよ!」

川地: 「へっ、そうなの知らなかった!!」

     「空港で状況が分かったら連絡します!」


どうする、

運行が再開されるまで空港で待つ?

次の日、朝一便で鹿児島へ向かう?

それても、今日中に新幹線で移動?


どうする、どうする、どうする。 (ーー;)


様々な方法が脳裏をかすめる。

現状が分からない電車の中では、どうしようもない。

とにかく空港へ行くしかない。


空港に到着すると、時間は結構ぎりぎりだった。

途中でコンビニに寄ったりしたからか?

保安検査所に急ぐ・・・、


ゲゲゲッ!長蛇の列


慌てて優先ゲートに入れてもらう。

何とか間に合いそうだ。


鹿児島行きがフライトする様になった事を告げる

館内放送が流れた!!

どうやら私の乗る便から運行を再開したようだ。


幸いにも搭乗口は、保安検査所のすぐ側だった。

ここまで来れば、もう大丈夫。

ここも、長蛇の列。

(運行停止になった便の客が流れてきたのだ)


コンビで買った弁当に舌鼓を打ちながら、

ゲートが空くのを待って搭乗した。