慌しい誕生日 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->個別面談->大学病院->整形外科病院> 晴れ のち くもり

ご覧のとおり、今日はスケジュールがびっしりだ。



私は学校へ行く前に、タイヤ店へ行って、

スタッドレスタイヤを購入し、

ホイールをアルミに交換しなければならない。



何故なら、もうすぐ冬が来る。

そう、朝霧の季節。

行く道中の路面が凍ることがあるからだ。


小杉タイヤ という所へ行って、

アルミホイールとスタッドレスタイヤを同時購入。

(勿論、安くなります)。


ノーマルタイヤ->アルミホイール

スタッドレス->純正のスチールホイール


この近所では、最安値のタイヤ店です。しかも

・パンク修理

・ローテーション

・バランス

・エアー調整

全て、無料でしてくれるというアフターサービス付。

(スタッドレスのレンタルもしているようです。)

さて、学校の 『 個別面談 』 では、

後期のショウの教育方針を話し合います。


入院中に院内学級で受講した内容の事を

学校でもお願いしたかったのだが、

やはり、クラス単位で動くので、

個別の指導は難しいようだ。


健常児なら均一化された一定水準以上の教育を

もれなく受けるというのが基本になるだろうが、

障害児の場合は、個人の成長,到達点の差が大きく、

一定水準というものが、個人にそぐわない事がある。


教育とは、なかなか難しいものだ。



さて、大学病院へは書類を提出した。

次回の受信の時に医師から受け取って、

市役所に提出するためだ。

申込書を書いていたら、意外に時間を費やした。



整形外科病院は、言わずと知れたリハビリだ。

パパは、部屋の外に出た。(ショウが甘えるからだ)

ショウと同じ時期に手術をした子とママがいたので、

少し立ち話をした。


時々、こっそりと部屋を覗くのだが、

何故か私の方へ振り向いて見つける。

物音を立てないようにしているのに・・・。 (ーー;)



そして、今日の最後のイベントは、

私の誕生祝い。


もう、祝うような歳ではないが、

ささやかだが、寿司(回転)でも食べて祝うことにした。


手で耳を塞いで店内に入ったが、やはり甘かった。

「 いらっしゃいませ! 」 が聞こえてしまい、

大泣きで、なかなか食べようとしなかった。


幸い入り口から遠い席だったので、

店員もたまにしか訪れず、

ショウは徐々に機嫌を直して食べてくれた。



こんな感じで、慌しく誕生日が過ぎ去っていった。