XCミーティング1-2 西へ西へ | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ ところどころ くもり

予報通りとても良い天気になった。

ただし、風向きが良くない。

特に、この猿公園のテイクオフ(離陸)場にとって。


ジックリ待つ事、2時間。

11時になりかけた頃、ダミーとしてテイクオフした。

どこかに上昇気流が発生している気配がしたからだ。


テイクオフして直ぐに分かった。

足尾の西側で、多くのパイロットが飛んでいたのだ。

(テイクオフからは木の陰で見えない)



何とか上げようとしたが、上がらず降りてしまった。

しばらく経って、もう一機のダミーが出ると

今度は上がり始めた。


しかし、風が悪いのかなかなか続いて出てこない。

いや、出れないと言った方が正解かもしれない。



状況が変わったので、ここで2度目のダミーとして出る。

川地は気付いたのだが、

その事に気付いたパイロットは何人居ただろう?

実は、途中から風が北東風に変わったのだ。


余り上げずに、テイクオフ前をウロウロして、

風の状況を目に見える形で教えて上げた。

(やはり、塾モードになってしまった)


ここでも、また降りてしまった。

(本当は降りるつもりは無かったのだが・・・。 (^^ゞ )



3度目は、殆どの人がテイクオフを終えた後に出た。

後発部隊を引き連れて、XCに出るためだ。

北東風と南東風のぶつかったラインに乗って西へ西へ。

遅れた人達を拾い上げて中盤グループまで追い上げた。

もう少しで追いつく所でサーマルが無くなった。


大平のエリアまで、あと8kmだった。


飛んでいる最中に大勢の塾生達と

会話が出来たので楽しかった。



それにしても、直ぐに塾モードになって、

ヒヨッコ達のダミーをしてしまう癖が付いてしまったようだ。

なかなか自分のことだけ考えたフライトが

できなくなってしまったなぁ~。 (^^ゞ