<2日目>
土曜日の天気予報は、ズバリ晴れ!
当然、期待は膨らむが、風が良くない。
北風で、フォローの風だ。
大会本部は、
日中にかけて風速が落ちるという情報を入手しているというが、
どうも、そんな感じはしない。
いやむしろ、悪くなっているようだ。
ただ、実際には飛ぼうとして飛べなくはない。
今日は飛びたい気分が溢れている。
やっとエンジンがかかってきたか!?
ダミーは降りてしまったが、
何故か今日は天に上がる階段が見える。
調子が良い証拠だ。
競技は一応開始された。
川地の順番はくじ引きで62番と決まっている。(最後の方だ)
皆がその気になってからでは、良いタイミングで出れない。
今なら、皆、様子見で尻込みして、誰も出ますと手を上げない。
ここで、手を上げれば一番に出れるのは、当然のこと。
勝機を見出すとはこういうことだ。
かくして最初にテイクオフ(離陸)したが、やはり風は怪しい。
それでも、階段は見えていたのでその通りに上げていった。
私に続いて加藤選手が飛び立った。何とも力強い相棒だった。
二人で協力し合いトップアウトに成功し、北側斜面に出た。
そこで、30分程フライトしてランディング(着陸)した。
加藤選手は、かつて日本チームとして一緒に戦った選手であり、
久しぶりに楽しいフライトができた。
夕食は餃子を食べに出かけた。
宇都宮IC入り口にある『餃子会館』というところだったが、
十数種類の餃子が楽しめ、美味しかった。
参加選手の1/4ぐらいが塾生なので、
何時の間にか大所帯になり、会話も弾む。
夜は、もう一方の公民館に移って宿泊することにした。
こちらは、新築でとてもきれい、トイレ,キッチンも完備し、
人数も多く、密閉性も良いので室温も高くて暖房器具も要らない。
これなら、快適に眠る事ができそうだ。
選手は宴会したり,マージャンをしたり,読書をしたり、
各々が思い思いの時間を過ごしていたが、
次の日が早いので22時頃には、殆どの人が就寝した。
川地も朝まで爆睡できた。