中国川地塾02-2 ワンチャンス | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ 時々 くもり

今日は朝から天気が良い。

所々に雲が見えるが、決して危険な物ではない。

時間通り集まった塾生に、

昨日の復習を兼ねた講義をした後に、

いよいよテイクオフ(離陸)場に上がった。


塾生には、今日のフライトのポイントとして、

“ チャンスは極少数で短時間 ” と伝えた。

それが見事に的中した。



塾生のI垣さんが、見事に一番手の重責を果たし、上り始めると、

テイクオフ場はにわかに活気付いた。

川地は塾生にアドバイスを与えて回っていたので、準備が遅れた。

これが致命傷となり、私が出る寸前で

本日の上昇気流の即売会は終了した。

僅か10分間の出来事だったのだ。


一度、上がってしまうと、1時間以上は飛んでいることができた。


その他は、ぶっ飛ぶしか打つ手は無かった。

数多のつわもの達が虚しく谷底に消えて行き、

二度とその勇姿を目にすることは無かった。


塾生の大半は飛ぶことができたし、テイクオフ場に残ったメンバーも、

誘導やアドバイスを見上げながら聞くことができたいので、

勉強になったようだ。



帰りは、再びI垣さん宅に立ち寄った。シャワーを浴びさせて頂いた。

実は、お土産に買った、 “ ばくだん屋 ” のラーメンを忘れたのだ。

大事な物を再び手に入れて、バス停に向かった。


豪雨の峠は過ぎたので、帰りは遅れることは無さそうだ。 (^_^)v