北関東川地塾03-2 汗だくのブッ飛び | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> くもり 時々 晴れ

前日同様、曇りから始まった。

しかし、今日は晴れ間が広がるのが速い。

前日に充分な説明を行ったので、簡単な説明と、

前日からのフィードバックの話をして、山に上がった。


雲は多いものの、雲の間からスッキリとした青空が見える。

次々と綿菓子のような雲が発生するのを見ていれば、

当然、良好なサーマルが発生していることを想像する。



・・・が、しかし!! 上がらない!!

極稀に200m程上昇する機体もあるが、

しばらくすると低くなって、降りてしまう。とにかく粘れない。


タイミングを外すと、ランディング(着陸)するまで、

殆ど上昇音を聞かない。

「 どんだけぇ~? 」 と、言いたくなる。 ヾ(。`Д´。)ノ


川地、痛恨の2連続ブッ飛び!!

ここで、フィードバックしなければ、塾長として示しがつかない。



そもそも、

見た目で 「 今日は楽勝で上がる! 」 と思い込んでいるが問題だ。

1本目のブッ飛びは仕方ないとしても、

その時点で、今日は超難しい事に気付くべきだった。


朝の時点で、テイクオフ(離陸)場レベルに雲底があり、

時間と共に雲が消えたとはいえ、それぐらいの高さに

逆転層が残っていると推測するのが妥当だろう。

前日もコンディションが良くなったのは、13時頃だ。


つまり、心に大きな油断があるから、

テイクオフのタイミングをシビアに計ろうとしなかった。

飛べば上がる。何とか粘れる。そう楽観視したのだ。


それこそ、驕りであり,怠慢。

その報いは、ブッ飛びという形で現れたのだ。



当然、3本目は最高のタイミングになるように、

“ 自然のリズム ” を読んだ。

結果、トップアウトに成功!標高1200mまで上げて!

アンテナ(筑波山の方面),サル公園と経由してランディングした。


飛べば涼しくていいなとぬるい事を考えた私に、

神様がお灸を据えたのかもしれない。