<保育園>
チョッとドキドキした。
また、月曜日のような騒ぎになるのではないかと・・・。
月曜日程ではないが、やはり、
「 ショウ様! 」 という黄色い声が響いていた。
ところで、
マンションで出会う子供達が、翔を不思議そうに見る視線と
保育園の子供達の視線が余りにも違う事に
戸惑いを感じずにはいられない。
しかし、当然と言えば当然だ。
マンションの廊下で大声を出したり、
エレベータの中で大笑いしたり、
駐車場で怒ったり、泣いたり、
翔のそんなシーンばかりを見ているのだから。
あるBlogに書いてあった。
テレビ(NHK)で、『子供ニュース、テーマは地球温暖化』を
たまたま見た子供が、森林が炎上するシーンや
アフリカの飢餓など、その凄惨な映像を見て、
その日から、エコに真剣に取り組み始めたそうだ。
(それまでは、電気を消すように言っても出来なかったらしい)
子供は、現実に目で見て接し、認識すると、
純粋ゆえに反応も素直に現れると綴ってあった。
翔のクラスメイトが、毎日の生活の中で身近に接することで、
翔を仲間として受け入れることができたのもわかるような気がする。
一人の人間として接してくれている事がとても嬉しい。
そして、感謝の気持ちで一杯だ。
「 ありがとう! また、明日遊んであげてね! 」
そう言って、いつも保育園をあとにする。
Sちゃんがあとを追いかけてきて、
「 あしたも、ショウさまくる? 」 と聞いてきた。
「 ああ、くるよ!! じゃあね、バイバイ!! (^_^)/ 」
「 ショウ! お前は幸せ者だな! 」
以前は、こんなことを言っても意味は通じかなったが、
最近はそうでもないようだ。
かなりの会話が通じているのだ。
食事の時などは、とても顕著になる。
翔の食事を作っている最中に、
ワイフと交わしている会話を良く聞いていて、
メニューを想像したり、いつ頃食べれるのかまで推測するのだ。
(食べ物の名前は全て分かります)
そして、運ばれてくる、
一皿一皿を丹念に見る。見る。
入念に見る。
そして、好物の物が一品でもあれば、上機嫌だ。
顔に出るから分かりやすい。 (~_~;)
無いとタメ息をしたり、肩をガックリと落とす。
これも、分かりやすい。
こんなに表現、表情が豊かになると誰が想像できただろう。
口の前に運ばれたものを味も分からず、
飲み込んでいた頃とは、雲泥の差だ。
そういうことも、環境も、全て含めて、私達は幸せかもしれない。
読んだ方は上のボタンをクリックしてください。