<お仕事>
今日の雲底の予測高度は、2900mだった。
朝には、2300m程に下方修正されたが、それでも高い!
で、西風なので朝霧に営業を兼ねて行く事にした。
前日に、塾生にメールを配信した事もあって、
セミナーを開催している時と変わらぬぐらい、
大勢の塾生が来ていた。
そして、塾生のSさんの要望で、
急遽、 『 タンデム川地塾 』 を開催する事になった。
しかし、少し気掛かりな事もあった。朝霧きっての大妖怪が、
今日は1700m付近に強い逆転層があると言っていたのだ。
確かに、パッと見はいつも通りだが、
何となくコンディションの良い時とは違うなという感じがしていたのだ。
今日のSさんは川地よりも背が高く、
二人合わせれば、160kgを超えているだろう。
この超重量級から生み出されるスピードは、
最新コンペ機にも匹敵する。
その反面、浮きは著しく損なわれ、
旋回半径は、自ずと大きくなる。
今日のコンディションでは、それが仇となった。
実際に飛んで見て、現実のものとして、身に染みて分かった。
とにかく、サーマルが “ 渋い ” のである。
というか、 “ 小さい ” のである。
小さいサーマルは重量級タンデムをする上で一番の泣き所となる。
それでも、大倉ダムや毛無山を周游した。
本来なら、世界地図に行く所だが、
今日のコンディションでは致し方ない。
今日のフライトは、川地自身のトレーニングにもなった。 (^^ゞ