方向感覚 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園> 晴れ

翔は朝6:30から起きて、騒ぎ出した。

パパは風邪気味で疲れているので、もう少し休みたいのに・・・、

まったくお構い無しだ。 (-。-;)




ワイフの話では、土日は相当梃子摺らしたらしい。

しかし、新たな発見もあったようだ。


ワイフが翔と一緒にレンタルビデオ店に行った時のことだ。

電化製品店と違って、翔にとって面白い物が全く無い店内で

行ったり来たりを10分もすれば、翔は飽きてしまう。


翔がグズグズ言い出したので、

手っ取り早く見たいDVDを手に取り、出口に向かったそうだ。


殆どの人が経験があると思うが、

大きなレンタルビデオ店になればなる程、

頭より上まで棚がそびえ立ち、

通路が増えて “ 碁盤の目 ” の様になってくる。


方向音痴な人なら、迷子になるだろう。

まして、文字や表示が読めず、

翔の様な低い目線になれば、なおさらだ。


ところが、翔は出口が見えないにも拘らず、

近づくに連れて喜び始めたそうだ。

これは、自分が店のどの位置にいるのか分かっていないと

絶対に有り得ない行動だ。


どうして、分かるのだろう?

景色を憶えているのだろうか?

それとも、鳥のような帰省本能か?



似たような事は、今日も起こった。

保育園の帰りに、ホームセンターに寄ったのだが、

お目当ての物を手にいれて、レジに向かっていると、

翔が何やら騒いでいる。

どうやら、家に帰れる事を喜んでいるようだ!?


試しに、レジとは違う方向へ進路を変えてみた。

するとどうだろう、それまで喜んでいたのに、

突然怒りだした。 (=`(∞)´=)


やはり、翔は分かっているのだ。

どれぐらい良いのか、計り知れないが、

方向感覚は結構良いのではないだろうか?



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