オーストラリアツアー 5日目 サンセットフライト | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<オーストラリア 5日目> 晴れ
窓からの眩しい日差しで目が覚めた。
待望の晴れがやってきたのだ。
そうなると、目覚めもスッキリ!
すべき事は多いが、動きも機敏だ。

手早く朝食を済ませ、フライトの準備をした。
昨日までとは違い、今日は日差しが強いので気温が上がる。
飲料水の準備をしっかりするが必要ある。

予定では、9時半の出発だったが、
それよりも早く、全員が集合した。
動きが素早いのは私だけではなかったようだ。


見た目に雲底が低いので、予定通り、昼食の買い物や
お土産にキラニー大会のTシャツやエコバッグを購入し、
その後、テイクオフ(離陸)場へ向かった。

今日はキラニーにしては珍しく、西風である。
西風用のテイクオフ場は、一番遠くにあり、
しかも、舗装されていない道を行かねばならない。

案の定、道路は泥でぬかるんでいて、
車はスタックしかかったが、何とか事なきを得た。
しかし、テイクオフよりも遥かに離れた所から、
機体を運ぶ羽目となった。
 
 
我々がテイクオフ(離陸)場に到着した事から、
急速に風が強くなり始め、瞬く間に強風になった。
時々風が弱まるので、そのタイミングならテイクオフできるのだが、
参加者の個々の能力を考えると全員とはいかないだろう。
しばらく様子を見る事にした。

お昼頃には更に強くなり、
私でも飛ばないようなド強風になってしまった。

飛びたい気持ちを逆なでするかのように、
早朝は1000mしかなかった雲底行動は見る見る高くなり、
午後には、軽く2500mは越えていた。


高い雲底
カメラ 2008/02/07 高い雲底

メンバーはコアラ探索に出かけたり、
談笑したり、昼寝をしたりして、時間を潰した。
更には、車で方道20分はかかるという、
昨日見学した北向きテイクオフ場へも見学ツアーに行った。


そんな事をしながら待つこと6時間、やっと風が落ち始めた。
いつも海沿いの強風の中を飛んでいるNインストラクターに、
ダミーをお願いした。

時間は既に18時を回っていた。日没まで、あと1時間だ。
Nさんが問題ないのを確認してから準備をしていては、
間に合わないので、同時に準備をした。

我々の熱い視線の中、Nさんがテイクオフすると、
我々の心配をよそに、機体は不穏な動き一つせず
ゆっくりと前進しながら、ゆっくりと上昇して行った。

直ぐにタンデムの川地もテイクオフした。
日没までの30分強を優雅に飛ぶ事が出来た。
後発組の少し自信のない2人は飛ぶのを取り止めたが、
他のメンバーは全員がサンセットフライトを満喫した。

サンセットフライト

カメラ 2008/02/07 サンセットフライト


日没

カメラ 2008/02/07 7:00頃 日没



ランディングは薄暗かったので、ドキドキしたし、
ハラハラもさせられた。
(エピソードは本人から聞いてください。 (~_~;)ゞ )


XCは出来なかったものの、久しぶりのフライトで
夕食は大いに盛り上がりました。
やはり、皆さんフライヤーです。