翔と鉄道 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園->大学病院> くもり

マンションでは、大きくなってきた翔を白い目で見る人も少なくはない。

大人も子供もである。

しかし、保育園では翔はクラスメイトとして、皆から温かく迎えられる。


今日も翔を連れて園庭に入ると、

翔を発見したクラスメイトが先生の所に駆け寄り、

「 先生、ショウくん来たよ!! 」 と、告げてくれた。


大学病院へ連れて行くために、保育園へ行くと

皆、もうパジャマを来てお昼寝の体制だった。

「 先生、ショウくんのパパが来たよ!! 」 と叫んでいた。



さて、今日は久しぶりに、東京の大学病院だ。

車で行くか?電車で行くか?悩んだが、電車で行く事にした。


何と言っても、速いし、確実。駐車場の心配も必要ない。

交通費も数千円で済む。

もし車なら、ガソリン代に高速道路代,駐車場代と

簡単に1万円に達するだろう。



今日は眼科なのだが、

何かと指示や手を加えたがるタイプの先生方である。

メガネの左に斜視矯正用のプリズムを入れてから、

翔は両目を真っ直ぐ見る事が出来るようになったのだが、

どうやら、右にもプリズムを入れたいらしい。 (ーー;)


理由は、翔が真正面を見ないから・・・。

でも、翔は知らない人、まして、白衣を来た人は、

視線を逸らしたり、意識を閉じてしまうので、

斜視が強く出るのは当たり前なのである。


今度行く時は、普段、翔が遊んでいる時をビデオカメラで撮影して、

病院へ持って行こうかと考えている。




さて、今日は帰りに知人に会うことになっている。

“ 川地塾のTシャツ ” のデザインをしてもらうためだ。

で、いつもは私鉄に乗ることが殆どだったが、JRに乗る事になった。


ここで、初めて、私鉄が良い事が分かった。

“ JRには身障者は乗れない。 ” 事が分かった。


ホームへ行く時に、エレベーターは勿論、エスカレーターも無い。

たまたま、川地が乗り降りした駅だけだろうか?

いや、あの大きな新宿駅ですら、JRは無い。


つまり、バギー(小児用の車椅子)から翔を抱きかかえた状態で、

鞄を持ち、更に、バギーそのものを持って、

階段を上り下りする必要があるのだ。


ハッキリ言って、男性の私でも、相当な重労働だし、危険極まりない。

普通の車椅子の人だったら、無理である。

駅員も不親切である。


身障者割引の切符を見せているから、改札を通過した後、

階段で苦労する事は、必然的に分かっているはずなのだが、

気が付かないのか、見て見ぬ不利なのか・・・。



私鉄であれば、エレベーターやエスカレーターは、まず有るし、

仮にそれらが無い駅の改札を通過した場合、

駅室から駅員が直ぐに出てきて、手伝ってくれる。

(必ずと言うわけではないが・・・。 (^_^;) )


今回は、何度か見ず知らずの通行人に助けて頂いた。

感謝すると同時に、世の中も捨てた物ではないなと思った。




そんなこんなで、知人Hに会うことが出来て打ち合わせが出来た。

どんなTシャツになるかは、お任せである。

きっと素晴らしい物が出来るだろう。

皆様、御期待ください。  ('-^*)/




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