<療育施設->療育センター->療育施設> 時々
以前にも、このBlogで書いたが、
身体障害によって体を動かすこともままならない様な人を
想定して作られたのが 『 座位保持椅子 』 である。
激しさを増す翔の動きは、ついに椅子の限界を超えようとしている。
そもそもロックされている椅子を、体を大きく揺らすことで移動させるなど、
だれも想像しないだろう。
翔の筋力は、立ち上がるだけの筋力は充分にあるのだ。
ただ、その細かなコントロールができず、バランスが保てないだけなのだ。
だから、興奮してくると、立ったり座ったりを繰り返し、
結果的に椅子が動くのである。
立ち上がった時の為に、
家にある翔の椅子はヘッドレストの高さを大きく調整できるように変更し、
保育園の椅子も、ヘッドレストを追加する事にした。
そうする事で、 “ 鞭打ち ” や “ イナバウアー ” を回避できるはず?
というわけで、朝一番に川地は保育園へ行き、椅子を載せた、
翔を療育施設へ預け、療育センターへ行った。
採寸や打ち合わせをして、直ぐに療育施設へ戻った。
丁度、療育の時間が終わったところだった。 (;^_^A
で、今日はこの後、ST(言語訓練)がある。
今から二年前、この施設に来た時は先生の話掛けに、
時折、視線を動かす程度だったのに、今では
この玩具は飽きた! 他の玩具が欲しい!
など、先生に指図している。
そういったやり取りを見れていると、翔も成長しているのを感じる。
訓練が始まって、30分ぐらいたった頃だろうか?
翔がオシッコが出るという、声を出し始めた。
更に、手でもオシッコの合図をしている。
私には分かるのだが、言語の先生は当然分からない。
マジックミラー室から出て行こうか迷ったが、
その後の翔の様子を見るために、あえてそこに留まった。
しばらくして、翔の動きが止まった。
「あ~あ、出ちゃったよ・・・」 そういった顔をしている。
(オムツをしているから服は大丈夫だが・・・)
それまで、機嫌良く活発に動いていた翔が、
突然、電池の切れたロボットの様に動かなくなり、
無表情になったので、先生はどうしたのかと心配そうに話しかけている。
こうやって、客観的に見ていると、
翔がアクションを起こしている事がよく分かる。
翔がオムツにオシッコをしてしまう時、
きっと川地がそのサインを見落としているのだろう。
この訓練の後、言語の先生には事の次第を伝えておいた。
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