南関東川地塾03-1 真夏の雲底 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> くもり 時々 晴れ

今日は、駅で塾生をピックアップして、エリアに向かった。

行きしな見える雲はどれも低い。

御殿場の十里木を通過する際には、もう少し低かったら霧である。


朝霧に到着しても、それは変わらなかった。

バンバンとは言わないまでも、まずまずのコンディションになるはずが、

何故か雲底が低い。

どうやら、木曜日にこの時期としては珍しくしっかりと雨が降ったようだ。


それでも、飛べそうなので、簡単に今日の注意事項を話した後、

直ぐにテイクオフ(離陸)場に上がった。

風は申し分ないが、日射が少なく、サーマル(上昇風)も弱い。

今日は“タンデム川地塾”の日だが、難しいフライトになりそうだ。



今回は、北関東地区からの遠征チームが加わっているので、

川地塾も1.5倍に人数が膨れ上がっている。

こんなコンディションでは、前山は大渋滞は必須。

まして今週から、お隣のエリアで川地塾に似た

エキスパートパイロットを対象にしたコースが始まったので、

パイロットの数も半端ではない。



心配した程の事はなく、雲底に付けて、直ぐに鉄塔尾根に移動した。

移動して正解だった。塾生の何人かは渡ってきたが、

渡れず、撃沈するパイロットも居た。


お昼には、ランディングして午後はショップで講義を行った。

今年から知識をいきなり詰め込むのではなく、

少しずつ積み重ねていく手法に切り替えている。

その甲斐あってか、受講者のモチベーション(やる気)も高い。


夜の部もおおいに盛り上がった。

明日こそ、バンバンのコンディションを期待したい。