海外遠征6日目 グライダーの調整 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<ワールドカップ 4日目 74km成立> 晴れ
今日は元のエリアに戻って競技をした。
相変わらず晴れで、同じようなコンディション。
前半は山間部を飛び、後半は平野部を飛ぶ。
このエリアは、総合力を試される。


競技中にDHV2-3クラスのグライダーに
性能で負ける(私の腕が悪いのか?)ので、ストレスが溜まる。
トップクラス・グライダーとの性能差は如何ともしがたい状況だ。


しかし、

ただグライダーの調子が悪いと嘆いてばかり居るわけでない。

少しでも良くするために、グライダーの調整を繰り返してきた。

この3日間で、問題の状況が掴めてきた。
テント生活だと一切の娯楽(テレビ,ゲーム,etc. )がないため、

考える時間は沢山ある。どうすれば良いかも考えがまとまった。
競技開始までに時間が沢山あるので対策を施した。



スタート直後
カメラ 2007/7/18 序盤戦


レースは最初はいつも良いポジションだ。

しかし、レース中盤の頃には、最後尾。

それでも、前半の山岳部はなんとか付いて行けるが、

平野部に出たとたん、あっという間に引き離された。

というか、川地だけが沈んで行く。


静穏な空間を飛ぶ時は、他のグライダーと変わらないのに、

シンク(下降気流)に入ると、何故か沈下が多い。

サーマルがなくなり、時間切れ!!

今日もゴールならず。



成績は今一だったが、結果は良好だった。

調子の悪い理由は、考えていた通りだった事が分かった。

明日は、グライダーに更に手を加える。