海外遠征5日目 遠いゴール | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<ワールドカップ 3日目 80km成立> 快晴
コモ湖の東に位置するエリアを使用する事になった。
夕方はこのエリアのランディング脇にあるレストランで、
ディナーという事になっているらしい。


天気予報は今一の予報という事でこのエリアになったが、

谷は深く、バレーウィンド(谷風)が強くなる事が懸念されたが、

実際にはタスクは成立したし、低くならなければ危険ではなかった。

予報は外れたようだった。


前日同様、川地は前半は良いポジションを取れるのだが、

中盤から後半にかけてジリジリと引き離される。

追いつくには、無理をして低く突っ込むしかないのだが、

これが裏目に出て、余計にハマるという事の繰り返しだ。



明らかに性能(スピード,ペネトレーション,最小沈下)が

上の機体と一緒に飛んでいては勝てるはずがない。


自分の機体で早くゴールするための

『 最適なリズム・パターン 』 を見つけ出し、

他に惑わされることが無い様に、自分の飛びに撤する事が肝心だ。


今日は、序盤に他の機体に釣られて、

尾根渡りをしてしまったのが最大の敗因だ。

時間切れで、ゴールに辿り着けなかった。