東日本XCキャンプ 一日目 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> くもり

天気予報は悪い。

しかし、川地は諦めていなかった。

100kmは無理だが、茂木までならXCできるかもしれない。


前回より30分早く家を出た。

しかし、高速道路も一般道も何故か大渋滞?

花見だからなのか? 春休みだからなのか?

結果的に予備日の時よりも30分遅くなってしまった。

なんでやねん?



足尾に近付くまでは、分厚い雲を見上げて 「 だめかも? 」

と思っていたが、八郷盆地に入って行けると思った。

電話をしてすぐにテイクオフに上がる様に指示を出した。


10時頃には晴れ間が時折訪れ、数機がトップアウトをし始めた。

11時頃には一時的に大きな晴れ間が来た。

塾生を何人か連れて飛んでいこうと思ったが、

肝心な時に川地のグライダーのラインが大きく絡んでいたので、

止む無くランディングに降ろして、

地上部隊としてXCに出たパイロットを追うことにした。


地上部隊と言っても、ただ回収するだけでなく、

要所要所でアドバイスを与えるのだ。

直ぐに畳んで追う事にした。



残念ながらアドバイスを生かす事ができた塾生は少なかった。

更に、降りてしまった塾生は何台かに相乗りして追ったのだが、


塾をそっちのけで、

羽二重苺 ( 和菓子屋 いい村 ) 』 や

おとめミルクアイスクリーム ( 道の駅もてぎ ) 』 に

走ってしまった。


行く道中に、下見した時の “ 目の付け所 ” や

サーマル発生源となりそうな場所を話しながら行こうと思っていたのに、

帰り道だけになってしまった。 (~_~;)


川地も羽二重苺の美味しさは知っていたし、

初めて食してたアイスクリームは、

確かに食べに行くだけの価値の有るものだったが、

行きの道中に何もしないのは、とってももったいない。

困ったもんだ。 (ーー;)


「 花より団子 」 それが飛びに現れている塾生も少なくはない。



夜は、今日や予備日にフライトした全ての塾生のログを

コンピュータを駆使して解析を行った。


『 ログを比較検討する 』


実は、上達にはこれが重要なキーポイントなのだ。

コンペでもなければ、同じ目標を持って飛ぶことなど無いから、

比較検討などできない。 


『 塾が有るからできるのだ!』