台湾ツアーVol.06 難しい風 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<ツアー 六日目> くもり のち 晴れ

いつもより早くホテルを出発して、 『 佛光山 』 へ観光に出かけた。

海沿いの高雄市で北風なので、

急いでエリアに行っても飛べないので、丁度良かった。


大雄宝殿は一見の価値有りだが、他は???である。

まあ、見てのお楽しみと言ったところだろう。敷地はかなり広い。

時間も余り無く、天気が良くなって来ていたので、全部は見なかった。



今日は到着が遅かった事もあるが、遅めの方が良さそうだ。

逆転層が低い上に、上空に北風が残っている。

南風が来ないことには、XCには出れない。


北風と南風のコンバージェンスを使えば、

上手くすれば、平野部を西に向かってXC出来るかもしれない。

今日は川地が早めに出て様子を見た。


グランドサーマル(平野のサーマル)はそれ程活発ではなかった。

これまで同様に北に向かってXCする事にした。

受講生は別々に上がってくるので、

数人をまとめては最初の谷の途中まで送り届けては帰ってくるという

フライトを何回か繰り返した後、最後のメンバーと一緒にスタートした。


渡り終えると、そこには先に送り届けた人達が溜まっていた。

どうやら昨日までとは要領が違うようだ。

上空に北風が入っているので、南側斜面がリーサイドになり、

サーマルが複雑な上がり方をしているようだ。



それでも、慌てずゆっくりと駒を進めて、

メンバー全員が20km以上飛ぶ事ができた。

難しい風だったにも拘らず、上出来だと思う。



ツアー最後の夜は、ホテルのレストランでゴージャスな夕食をした。

高かったが、まあ最終日ということで良かったのではないだろうか?


次の日の出発は別々なので、この席でお別れの挨拶をした。

川地とM田夫妻は、この後マッサージをしてもらいに町に出かけた。

二時間タップリしてもらったが、とても気持ち良くて、

グッスリ寝てしまった。