発表会 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園> 雨

今日は本来なら川地塾を開催する予定だったが、

雨の確率が高いので中止にし、明日と来週末に開催する事にした。


今日は翔の保育園の発表会が文化会館で開催されるので、

それを見に行く事にした。塾をしていたら車が無いので、

雨の中をワイフがバギー(車椅子)を押して行く事になっていただろう。


翔はバギーなので、特別に裏の通用口から入る事になっている。

我々は建物の正面まで周り、表玄関から中に入った。

昨年も発表会を見に行ったので大体の流れは把握している。



翔が出演する一つ目の出し物は、 『 白雪姫 』 だった。

翔の役は、 『 小鳥 』 。沢山いる中の一羽だが、

バギーに乗っているので目だっていた。


小鳥達の演技は、それ程難しい振り付けは無く、

多少上半身を揺すったり、手を振ったりするシーンがある。

偶然なのか、意図的なのか、翔の身振り手振りが、

周りの子達と一致していた。


もし翔が振り付けを覚えていて、

していたのだとしたら、正に “ 奇跡 ” である。



二つ目は、遊戯の 『 スシ食いねェ!』 で、

翔は板前の格好をしていた。

今度は、バギーではなく、先生に抱えられての出場だ。

のりの良い曲なので、翔もノリノリだった。



最後は、皆で合唱だ。

歌は 『 あおぞらきぶん 』 で、 『 手話 』 付きである。

手話を一種の踊りとして、園児達は覚えているようだ。

それでも、凄い事である。



発表会は何事も無く、無事に終了した。

その後、川地は帰宅して仕事を、翔とワイフは買物に出かけた。